「高血糖」は身体のメカニズムを壊してしまうこわさを持っています。
しかし、そのための予防策は決して難しいことではありません。
食事、運動、生活習慣を見直し、高血糖になりにくい生活を目指しましょう。
戦後、日本人の食事は欧米化し、肉食を中心とした脂質の多い食事へと変わってきています。このため、高カロリーな食事が増え、身体に負担をかけている傾向にあります。元々ヒトの体は「飢え」に対処するようにできており、現代のような「栄養が多すぎる」状況には身体が対応できていないのです。
元来、農耕民族で比較的安定して食べていけたため、日本人はインスリンが出にくい体質であるともいわれていますから、なおさらです。朝・昼・晩に規則正しく食べることは大事です。「朝食抜き」や「夜だけドカ食い」は、一回あたりの食事量が増える原因にもなり、食後、血糖値を急激にあげてしまうことになります。

「今日は食べ過ぎたから運動しよう」というのは、よく考えがちですが、食事でとったカロリーを消費するためには、実は膨大な運動量が必要になります。米飯一食分(軽く茶碗一杯分)のカロリーが約160kcal程度なのに対し、ジョギングで消費されるエネルギーは体重50キロの人が10分走った場合でも、たったの約90kcal。「運動でカロリー消費」は、かなり効率が悪いことがわかると思います。
むしろ、運動は身体反応を良くするためにやるもの、と考えるべき。運動はインスリンの反応を活発にする作用があります。ただし、毎日から一日おきにやらなけば効果的ではありませんから、ウォーキングやジョギングなどの軽めなものがおすすめです。

お酒は思った以上にエネルギーが高く、血糖値を上げることが多いと思われます。さらに、つまみを一緒に食べるため、晩酌が第4の食事になってしまう可能性も。また、タバコはニコチンが血管を収縮させる作用があるため、血糖が高めの方には悪影響を及ぼしやすくなります。(直接血糖には関係しませんが、動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞などなどの合併症には悪影響となります)こういった嗜好品は控えたり、「禁煙」のようにやめてしまうのが一番いいのですが、そうしにくい根本原因に「ストレス」があります。
ストレスも血糖を上げる要因ですので、うまくコントロールすることが大切です。一つの方法として、「早寝早起き」をおすすめします。体内時計をリセットし、熟睡できるためストレスの原因になる疲れを取り除きます。また、夜食をとってしまうことがなくなるため、翌朝、食欲が出て朝食も食べられるようになり、生活習慣そのものを変えるきっかけになります。











