「蕃爽麗茶」の素材であるグァバ葉の研究を始めたのは、1992年です。当時、ヤクルト研究所では、「生活習慣病」に対して効果を持つ素材を探し、日々研究を重ねていました。そんなときに出会ったのがグァバ葉です。グァバ葉は、フトモモ科に属する亜熱帯の樹木。「グァバ」という名前だけを聞くと、甘い果汁を思い出す方も多いのではないでしょうか。

実はこのグァバの葉、中国や台湾では、古くから漢方としてその役割を担っていました。中国では「中薬大辞典」に様々な効能がうたわれていますし、台湾でも民間療法にグァバ茶が飲まれていました。ただ、グァバ葉の何が効果的なのかは、科学的に証明されていなかったのです。
そこで、グァバ葉に含まれる成分の研究を始めました。そして、グァバ葉のみに含まれる独自の「グァバ葉ポリフェノール」が、糖の吸収をおだやかにしてくれることを科学的に証明したのです。
人間は、誰でも体内で「糖」をエネルギーとして利用しています。身近なものでいえば、米飯やパン、砂糖などの炭水化物ですね。炭水化物は、体内に取り込まれると「α(アルファ)アミラーゼ」「マルターゼ」といった酵素によって分解されて、最終的にはブドウ糖となって消化管から血液に吸収されます。このブドウ糖が血液の糖度をあげるわけです。高血糖の方は心配ですよね。グァバ葉ポリフェノールは、炭水化物がブドウ糖になる前の段階で、糖を分解する酵素の働きを抑えます。その結果、糖の吸収がおだやかになるのです。


このグァバ葉ポリフェノールは、複合物質でつながっており、これがいったいどんな成分でできているのかを分析するのが一番の苦労でした。各専門分野に特化したスタッフがヤクルト本社にいたからこそ、できたことだと思っています。













