人も地球も健康に Yakult

主なQ&A

  • Q Yakult Vision 2020 第2フェーズでは、医薬品事業は、これからの3年間で大きく増益になるようです。従来の3年間とは異なる前提があるのだと思いますが、どのようなことが挙げられますか。

    エルプラットの胃がんの適応拡大を見込んでいます。胃がんに対する現在の標準治療は、副作用もきついため、エルプラットを使用したレジメンは、患者ニーズも強いと考えています。
  • Q Yakult Vision 2020第2フェーズで用いている、為替の前提条件を教えて下さい。

    2016年の目標は、2014年1-3月の平均レートである102.56円/ドルで設定しています。
  • Q 前期と同じ為替レートで計算した今期の予想を見ると、米州の売上は対前年で1%程度しか伸びていません。メキシコ、ブラジルを中心にその要因を教えて下さい。

    国別というよりも全体としてお答えさせてください。今期の全世界販売数量目標は、2,475万本/日です。連結合計では、1,583万本/日であり、これは対前年でプラス123万本/日の数値です。4月の実績を見ますと、連結合計での更なる上乗せが期待出来るため、開示した数値については必達目標であるとご理解ください。
  • Q Yakult Vision 2020第2フェーズの中で、中国、インドネシア、メキシコ、ブラジルの販売本数の成長軌道は、これまでと構造的な変化が生じるのでしょうか。

    各国の足元の状況についてお答えします。中国は、予想を上回るペースで浸透が進んでいます。現在、需要に対する供給が追いつくように生産設備の能力増強を進めている段階です。(広州第2工場は、夏場に70万本/日~80万本/日、年内に120万本/日の供給体制の増強を目指します。)
    インドネシアは、ヤクルトレディを急激に増やしてきており、納入店舗数や店舗当たりの売上も増やしてきました。こちらも、中国と同様に需給バランスがタイトな状況でしたが、第2工場の稼働に伴い、成長していけると思います。
    ブラジルは、2004年の販売数量を底に毎年105%の成長をベースに再成長している過程にあります。ヤクルトレディによるお届け回数を増やし、1YL当たりの売上を伸ばして成長を目指します。
    メキシコは、インフレ連動で毎年値上げを行っています。今年は、甘味飲料に対する課税対応や地方の伸びが弱いこと、ヤクルトレディが高付加価値商品のプロモーション促進を進めることなどにより、販売数量は抑えめの計画ですが、売上高や利益はしっかりと確保していきたいです。
  • Q 今期の営業利益率の考え方について教えて下さい。前期は、アジア・オセアニア地域で生産が逼迫していた為、マーケティングコストを抑制する傾向にあり、営業利益率が高く出やすい状況だったと思います。今期は、数字上は若干利益率が下がるように開示されていますが、本日のご説明を聞いていると利益率は下がらないという印象ですが、ご説明をお願いします。

    海外事業全体の利益率は23%程度を目安に、売上高も利益の額も伸ばしてまいります。
  • Q 国内飲料食品事業は、今期は価格改定効果が出て、増益になると期待していたのですが、計画は、コストアップが大きく、増益とはなっていません。今後も国内飲料事業は、営業利益率5%前後のままで行く計画なのでしょうか。

    確かにヤクルトの値上げ効果自体は、今期10月までは継続的に期待出来ます。その一方、原材料高、工場や研究所の償却負担増により、全体での増益計画とはなっておりません。第2フェーズの営業利益率は、開示通りの計画です。
  • Q Newヤクルト以外の追加的な値上げを期待していたのですが、今期から中期も含めて、値上げはないのでしょうか。

    当面、既存商品の値上げは考えていません。将来的には、より付加価値の高い商品の投入により、粗利益を増やし、利益率も改善していきたいです。
  • Q 配当性向目標の開示は特になく、"安定的に増配する"といった曖昧な株主還元を開示しているのは、なぜですか。これからの3年間は飛躍的な成長をする期間なので、利益が出て配当も出せる期間であると思います。株主還元に対するお考えを聞かせてください。

    我々が最優先とすべきは、持続的・安定的に、長期に渡り利益成長を重ねることにより企業価値を向上させていくことであり、このことが、株主の皆様を始めとするステークホルダーへの責務であると考えています。
    具体的な数値は申し上げられませんが、今後も、機動的な経営判断による株主還元を意識実行してまいりますので、ご理解いただきたく存じます。
  • Q Yakult Vision第2フェーズにおける、投資計画と減価償却計画について国内と海外に分けて教えて下さい。

    国内は、工場再編投資が一巡し、研究所に対する投資が来年まで続きます。海外は、本年度にアメリカ、中国、インドネシアの工場投資が終了し、中国の無錫も来年度で一巡します。それ以降については、国内は落ち着いてくる一方、海外は需給バランスを図るべく投資が継続しますので、毎期300億強の投資が見込まれます。
  • Q アジア・オセアニア地域の今期の売上計画は、伸び率が鈍化しています。今期は、生産能力を増強して、供給が追いついたにも関わらず、この伸び率は保守的に見えます。何か特殊要因がありますか。

    アジア・オセアニアは昨年1年間で144万本/日成長しました。今期の計画は、必達であるということもあり、昨年に比べ少なめに設定していますが、上ブレ、成長の前倒しができるよう努力してまいります。
  • Q 御社の今回出した中期経営計画は、控え目ではないかという印象を持ちました。しかし逆に、第2フェーズ終了段階の営業利益430億円が未達に終わるとしたら、どのようなリスクがありますか。考えられるリスクファクターを2~3教えてください。

    課題やリスクは、たくさんあると認識していますが、それを乗り越えて計画の達成を目指します。
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