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主なQ&A

  • Q 今期の国内飲料食品事業の営業利益率は8.2%の計画ですが、前期実績8.1%とほぼ同等の水準です。2020年度の10.7%の計画達成に向けてのお考えをお聞かせください。

    消費者の乳酸菌への関心が高まったことで、100円以上の高価格な乳製品も広く受け入れられています。当社も高付加価値商品を今後も導入していき、営業利益率の改善を目指します。国内飲料食品事業および国際事業が成長することで、ヤクルトビジョン2020に掲げた目標を達成していきたいと考えています。
  • Q 中国の1-3月の販売本数の伸長は若干鈍化した印象です。第一四半期の販売実績について総括してください。

    1-3月の販売本数は、海外連結合計で前年同期より93万本/日の増加に留まり、中国に限らず、全体的に思うように伸びていません。要因としては復活祭の変則的な暦の影響等があります。しかし、その反動で4月単月は269万本/日の増加となったことから、1-4月でカバーしている状況です。計画値は、1-3月をベースとしているため、4月実績を考慮すると、若干保守的と言えるかもしれません。
  • Q 今期の中国全体の販売本数の計画について、考え方を教えてください。

    中国全体の今期の販売本数は、通期で前年比110%をベースとして目標を設定しています。1-3月は前年比110%でしたが、4月単月は118%と大きく伸ばしましたので、そこから試算すると、通期で前年比116%にチャレンジできる可能性があると考えています。ただし、2019年に新工場が稼働するまでは、現状の生産能力で対応せざるを得ないことも考慮して、10%増の目標を設定しています。
  • Q 今期のインドネシアの販売本数の計画について教えてください。

    インドネシアの1-3月の販売本数は、前年比107%の34万本/日の増加となりました。今期は通期で40万本/日は伸ばせると考えています。インドネシアも4月は好調でしたので、そこから試算すると、通期で70万本/日の増加(前年比112.7%)まで可能性が出てきました。増本数が2017年のように低いことは無いだろうと考えています。
  • Q 今期は、米州の営業利益率が改善する計画ですが、2018年1~3月の米州の販売本数が前年を若干下回る中で、どのように営業利益率を改善していくのか、米州の販売本数の計画について教えてください。

    今期のメキシコの販売本数は、11万本/日の増加で前年比103%、 アメリカは6万本/日の増加で118.8%、ブラジルは6万本/日の減少で96.7%を計画しています。為替影響も含めて原材料高を想定していますので、どちらかといえば経費を抑えて利益を確保する計画になっています。
  • Q 医薬品事業は厳しい環境下にありますが、今期20億円の赤字計画とした背景について教えてください。また、来期は赤字幅を縮小するとのことでしたが、今後、黒字化するための取り組みと時間軸について教えてください。

    今期の売上は14%の薬価引き下げとエルプラットの後発医薬品への置き換えがさらに進むことを想定し、減収を見込んでいます。これに加えて、新たな薬剤を出すために、導入品の経費も含めて研究開発費が増加することから、今期の営業利益は20億円の赤字計画を発表しました。新薬の上市には時間を要しますが、来年以降は、特許切れ抗がん剤の後発医薬品を続けて発売することで売上を積み上げていきたいと考えています。
  • Q 御社の今期の営業利益の計画を株式市場は510億円で予想していましたが、発表値は465億円でした。保守的な計画だと思いますので、市場関係者を安心させることができる前向きなお話をお聞かせください。

    本日発表した決算は、前期も今期計画も増収増益です。今期の営業利益の計画値は、市場予想より低かったかもしれませんが、私たちはこれを最低限として、これ以上の努力をしていきたいと考えています。
  • Q 今期の配当予想は6円増配の40円で大幅な増配となりますが、配当性向では20%にも達していません。御社に対する投資家の期待が大きくなっている中、配当性向や自社株買い等、今後の株主還元の考え方について教えてください。

    配当性向は高くはありませんが、当社は安定配当を継続していくという考え方に基づき、今期配当予想を6円増配の年額40円としました。今後も安定的に増配していくことを続けていきたいと考えています。今後の自己株取得については、具体的に決めていませんが、できる限り株主に還元できる政策を考えていきます。
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