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生物多様性への取り組み

従業員や家族も参加し、生物多様性の保全に貢献しています。

「生物多様性」はヤクルトの重要課題

ヤクルトは、環境基本方針の行動指針において「事業活動の全般において、環境のみならず生物多様性にも配慮した環境負荷の低減化を推進する」ことを明記しています。地球環境や生物多様性に配慮しなければ、企業活動そのものが成り立たず、お客さまの健康に役立つことができません。これまでの研究開発で培ってきた技術なども活用しながら、今後も生物多様性の保全に努めていきます。

事業活動と生物多様性の関係性

事業活動の各ステップ(原料調達、および製造~廃棄・リサイクル)が「自然の恩恵にどのように依存しているか」「自然に対してどのような影響を与えているか」を洗い出して、事業活動と生物多様性の関係を明確にし、生物多様性に配慮する活動を推進しています。

事業活動と生物多様性の関係性マップ

原料調達から製造、流通・販売、消費、廃棄・リサイクルのすべての事業活動のステップにおいて、事業活動は深く生物多様性に関わっています。

原料調達

ヤクルト製品の主要原料として、脱脂粉乳、全粉乳、クリームといった乳製品を使用しています。酪農は、飼育のための水と穀物飼料、牧草地に支えられています。また、水は製品そのものの原料となるだけでなく、穀物飼料をはじめ、ヤクルトの多様な製品を支えるさまざまな作物に欠かせない存在であるといえます。トウモロコシやサトウキビは、糖質の原料として使われています。

製造

製造においては、電気(発電に必要な重油や石炭、天然ガスなど)や水、包装に必要なパルプ(木材)やプラスチック(石油)、アルミニウム(ボーキサイト)などが欠かせません。容器包装に必要なプラスチック(石油)やアルミ(ボーキサイト)などの大規模な採掘現場においては、生息地の喪失や汚染などの問題が考えられます。世界的な天然林の減少などに伴い持続可能な林業や違法伐採木材に対する関心が高まっているなど、パルプを使用する木材に関しても配慮が必要です。

流通・販売

流通・販売では、車両の燃料(ガソリンやディーゼル)や包装紙に用いられるパルプ(木材)が必要です。流通・販売では、車両利用に伴う温室効果ガスの排出や、窒素酸化物や硫黄酸化物、一酸化炭素の排出による汚染や冷蔵などに必要な電力利用による気候変動への影響が考えられます。

消費

消費段階においても、冷蔵や容器洗浄などにエネルギー(電気や天然ガス)や水が使用されています。

廃棄・リサイクル

廃棄リサイクル段階では、焼却などで多くのエネルギーが投入されます。燃焼(廃棄)に投入されるエネルギーによる気候変動への影響や大気への汚染物質の排出が考えられます。洗浄による汚染水や焼却灰・スラグの適切な管理が求められます。

生物多様性に寄与する取り組み

農薬・化学肥料不使用の原料で青汁を生産(ヤクルトヘルスフーズ)

ヤクルトヘルスフーズは、世界農業遺産に認定された大分県国東半島・宇佐地域で栽培された大麦若葉・ケールを用いて青汁を生産しています。信頼できる契約農家に栽培を委託しており、農薬・化学肥料不使用を実現しています。
契約している全農家を対象とした栽培説明会や、栽培に適した有機肥料の研究、定期的な意見交換会を開催することで、高品質で安定した生産基盤を確立しています。

契約農家の皆さま

工場近隣地域の植林活動(インドネシアヤクルト)

インドネシアは世界的にも森林減少が深刻な問題となっています。インドネシアヤクルトのスカブミ工場近隣の国立公園では違法な伐採も影響し、森林の減少により河川の氾濫や土砂災害を起こす危険性が指摘されています。そこで、この地域の緑化に貢献すべく、2015年から植樹活動を行っています。
2017年度は、スカブミ工場周辺の国立公園で活動するNGOに10,000本の苗木を寄贈し、ともに植樹を実施しました。2018年からは活動範囲をモジョコルト工場周辺にも広げる予定です。今後も本活動に多くの社員が参加して、生物多様性の保全に努めるとともに、地域住民とのより深い関係構築にもつなげていきます。

NGOへ苗木を寄贈

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