
「三尺流れて水清し」といわれるように、河川や湖沼などの水には自浄能力があります。この作用の一端を担っているのは水中に生息する種々の微生物です。微生物は水の汚れの原因物質を栄養分として取り込み、分解することで水を浄化してくれています。
浄化槽は自然河川の浄化のしくみをコンパクトにまとめ、より効率的に、高い浄化性能を発揮できるようにしたもので、浄化槽の中に詰められた接触材は河川の水底の石の役割を果たしているわけです。
浄化槽が高度に機能するためには、いかにたくさんの微生物を住み着かせることができるかにかかっています。そのためには接触材としての表面積をいかに大きく確保できるかが重要です。
ヤクルト容器の底部分を除いたものを「ヤクルトろ材」と呼んでいます。
ヤクルトろ材を接触材に利用すると、この内外面が広大な表面積を形成し 、極めて多くの微生物が住み着けるベッドになるというわけです。これこそ、ヤクルト容器が汚水の浄化に役立つ理由です。

汚水の流れをさまざまに変化させ、その結果、水中の溶存酸素濃度が多様になり、嫌気性微生物から好気性微生物まで極めて多種類の微生物が生息します。
また、水の流れが緩やかに制御されるので、微生物が住み着きやすく、ろ材に付着した微生物がはがれにくいのです。
これより小さいと、閉塞しやすくなったり、空気の流通が悪く、好気性微生物の活動が低下してしまいます。また、これより大きいと、空気の流通が良くなり、生息する微生物が好気性のものに限られてしまいます。
材質が化学的に極めて安定的なポリスチレンであるため、汚水中でも半永久的に使用できます。