がん治療へ貢献する「世界の抗がん剤メーカー」
「カンプト点滴静注(イリノテカン塩酸塩水和物)」は、ヤクルトが開発した新しい作用を持つ抗がん剤です。日本では肺がん、婦人科がん、胃がん、大腸がんなどの治療に広く使用されています。海外では大規模な臨床試験の結果、大腸がんの抗がん剤治療のための第一選択薬として認められており、本剤を含む抗がん剤併用療法が大腸がんの標準的な治療の一つとされています。 また、 2005 年 3 月にデビオファーム社(スイス)から導入した抗がん剤「エルプラット(オキサリプラチン)」は、同年 4 月より国内販売を開始しました。この「エルプラット」は、世界 60 か国以上で承認されており、欧米で「カンプト点滴静注」と同様に大腸がんに対する標準的治療薬となっています 。 2020 年には日本人の大腸がん罹患率が胃がんを抜いてトップになるといわれています。ヤクルトでは、「カンプト点滴静注」と「エルプラット」によって、がん治療へのさらなる貢献を目指しています。
高まる未来の医薬品への期待
医薬品の研究開発のコアは、「抗がん剤」です。現在では、高齢社会の進展を踏まえ抗がん剤およびその周辺領域を中心にさらなる研究開発を進めています。「カンプト点滴静注」については、新しい効能のための臨床試験を開始し、「エルプラット」については、他薬剤との併用療法の検討や他がん種への適応拡大に向けての準備を進めています。さらに、未来の医薬品の種「Seeds」を見出すための研究も行い、「カンプト点滴静注」のようにグローバルに展開できる製品開発を目指しています。
オンコロジー領域を中心とした「薬剤開発」、「標準治療の普及」のための情報提供活動、「組織の強化」。ヤクルトの医薬品事業はこれら3つのテーマに取り組み日本一のオンコロジーカンパニーを目指します。
ヤクルトの医薬品事業を支える MR (医薬情報担当)
「カンプト点滴静注」や「エルプラット」を中心とした抗がん剤やその他の領域の医薬品情報を、医療現場に正確かつ迅速に提供する役割を担っているのが MR(医薬情報担当)です。 MR は医薬品事業を支える大きな力の一つであり、プロとして治療現場の最前線で活躍する MR の質が今後の医薬品事業の拡大を図るための絶対条件と言えます。「カンプト点滴静注」も「エルプラット」も科学的エビデンス(証拠)に基づく治療に大きく貢献しており、 それを推進する MR は日本さらには世界で医療に貢献する存在と言えるでしょう。ヤクルトが今後、「医療・医薬」の領域でさらに社会に貢献していく上で、 MR に対する期待は大きなものがあります。