ヘルシスト HEALTHIST

「ヘルシスト」は、株式会社ヤクルト本社が発行する健康情報誌(1976年創刊)です。
「健康」「生命科学」「先端研究」をキーワードに、最新の研究や、健康に関する話題・気になる情報などを正確に、そしてわかりやすくお伝えします。

ヘルシスト HEALTHIST 253

2019年1月10日発行
奇数月隔月刊
頒価324円(本体300円+税)

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進化から生まれた病気

【巻頭インタビュー】
病は「その場しのぎ」の進化による「矛盾」の産物

詳しくはコチラ pdfデータ

京都大学名誉教授 井村 裕夫

生物の進化は、決して理想的な生物を目指すための設計図どおりに進んできたわけではなく、むしろ環境の変化や事象に対処するため「その場しのぎ」の矛盾した方法を選択した結果だったことがわかってきた。そして、私たちを悩ます病気の多くはこの矛盾が関係している。病気を治すにはまず、病気を理解する必要があるが、そのためには進化という視点からのアプローチが必要になってくるという。

免疫の「担い手」腸内細菌は生物とともに進化している

腸内細菌は免疫をはじめ、ヒトの体のさまざまな機能を担っている。腸内細菌は生物の誕生とともに共生菌として生物に取りつき、逆に生物は進化の過程で、腸内細菌を巧みに利用しながら環境を生き抜いてきた。むしろ、 “同居人”のように相互補完しあって共進化を遂げてきたと言える。そのひとつのいい例が免疫の制御だ。哺乳類でより強固なシステムとなった免疫系は、腸内細菌が大きな役割を果たしている。

「悪条件」を克服していくがんの「ダーウィン的進化」

大阪大学大学院医学系研究科医学専攻ゲノム生物学講座がんゲノム情報学教授 谷内田 真一

がん細胞は発生から転移までの過程で、遺伝子の変異を重ねながら悪条件を克服し、抗がん剤への耐性をもつなど「ダーウィン的進化」を遂げることがわかってきた。さらに同一患者のがんでも場所によって遺伝子異常が異なる「不均一性」を有し、結果、転移先に合うがん細胞が他の臓器に転移する。一方で、ゲノム解析による「進化」と「不均一性」を解析することで、病状に則した治療が近い将来可能になるかもしれない。

女性の「更年期」は遺伝子の対立と進化の結果

総合研究大学院大学先導科学研究科講師 大槻 久

「繁殖をやめる」ことは、生物の進化という観点で見ると非常に不利であるにもかかわらず、なぜ、ヒトの女性には「閉経」があるのか。そしてなぜ、閉経にともなう「更年期障害」はかくも苛烈なのか―。これまで「老化」が原因といわれてきた「更年期」の正体を、進化生物学、遺伝子、数理モデルという、まったく別のアプローチから解き明かす。

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