I am Yakult Lady!!I am Yakult Lady!!

いつだって子どもの近くで。働くママはカッコイイ。

きちんと知りたいヤクルトレディ
のお仕事

episode01

~ 1人の女性として楽しく働く ~

Misa Fujito

こんなにお客さまと近いお付き合いができる仕事、他にないなと思います。

藤戸 美沙さん

家族
主人と娘(6歳)、義父母、義弟2人との7人暮らし
ヤクルトレディ歴
5年

仕事を始めて、“お母さん”から1人の女性に変わりました

ヤクルトレディの仲間って、幼稚園のママ友とまた違うんですよね。ママ友って、難しいじゃないですか。「〇〇ちゃんのお母さん」をやらなきゃいけないから…でもヤクルトでは、子どもを通してじゃないから、1人の女性として友だちづくりができるんです。

お客さまとの関わりの中でも気づくことがたくさんあります。子どもの面倒を見る「お母さん」だけだったわたしに、雨の日にお届けに行ったらお客さまがタオルを用意して待っててくれたり。自分と子どもだけの世界だったのが、仕事を始めて、人と人との関わりを思い出させてもらえてるって感じですね。

ヤクルトレディの仕事を始めるまで、半年悩みました

商店街で娘と買い物をしてたら、「ヤクルトレディやりませんか」って声を掛けられたんですよ。最初は断ってました。でも実際、娘が1歳になったとき、仕事しようと思って探しても子どもが預けられない、保育所には仕事しないと入れない。やっぱり保育所がついている仕事はヤクルトしかなかったから、決めました。

それでも始めるまでに半年以上悩んでました。ヤクルトレディって外で雨に打たれ、風の日もお届けしてる…わたしにはできないと思いました。でも、子どもがいると元の職場で働くのも難しい。近所の保育所に入れるまで、ヤクルトをやろうかなという感じでした。

つらいことも『仲間がいる』と思うと乗り越えられます

ヤクルトレディになったばかりの頃は、ホントにつらかったんですよ、重た〜いし寒〜いし、子どもは泣くし…。「なんでここに来ちゃったんだろう」と思いました(笑)。こんな気持ちだったから、ヤクルトレディ仲間とも打ち解けられなかったし、わたし1人で頑張っているような感じがしていました。

半年ぐらいしてからかな、友だちに愚痴ったんですよ。「実はヤクルトレディやってるんだ、でももう続けるのつらいんだよね」って言って。そしたら「どんな仕事でもがんばってやる人はカッコいいよ」って言われて。その一言で「そっか!」って思って。そこからですね、仕事に向き合い始めたのは。

1軒1軒、お客さまとの会話を大事にしていったら、お客さまがどんどん増えていって、楽しくなっていったんです。お客さまが「あそこのおうちもヤクルト飲みたいって言ってるから、寄ってみたら?」と紹介してくれることもありました。

1年経つころには仲間とも仲良くなってきて、「辞めたくない!」っていう気持ちに変わりました。

ここにいる人は、わたしと同じように仕事をしてて、ちっちゃい子がいて、家庭があって。だからここに来て仕事したあと、みんな子どもをお迎えに行って、家事をして、みんな一緒なんです。そう思うと、つらいことがあってもすごくラクになります。

いまはもうすっかり仕事が中心ですね。

新人のわたしを励まし、
いまも元気づけてくれるお客さまとの出会い

始めたばかりのとき、朝いちばんで行く97歳のおばあちゃんのおうちがありました。そのおばあちゃんが、「あんたはいつも朝ごはんをちゃんと食べてないんだから」って、毎朝玄関にお盆で朝ごはんを用意しといてくれるんです。朝、おばあちゃんのうちの玄関でごはん食べて(笑)、お届けに行くのが恒例になっていました。そしたら、ある日、「体が動けなくなってきてもう飲めないから、来週から来なくていいよ」と言われ、突然、家からいなくなってしまって。近所の人に尋ねたら、施設に入ったとのことでした。

そのまま会えなくなって3年、たまたま他の人の代わりで行ったお届け先の近くに、そのおばあちゃんの施設があったんです。おばあちゃんいるかなと思い、「○○さんっています?」って訊いたら、「いるよ」。「会いたいです」って通してもらったら、おばあちゃんがいました。「もう100歳になったんだよ」って、感動の再会でした。

いまも近くを通ったときは、顔を見に行きます。おばあちゃんの部屋に、わたしの写真が飾ってあるんですよ(笑)。孫とひ孫がいっぱいいるのに、その中にわたしって。こんな親戚のようなお付き合いをしているお客さまがとてもたくさんいて、他にないな、こういう仕事、と思います。

ヤクルトの仕事をしているいまがいちばん楽しいです

ヤクルトの仕事は、自分も磨けるし、自由に使えるお金も増え、自分も好きなことができるようになって、前と生活も変わりました。

週末は趣味で太鼓をやっています。メンバーの予定が合う土曜日に練習して、去年から子どもと二人で叩くようになりました。太鼓がない日は、子どもが好きなお笑いを観に行ったり、コンサートに行ったり。

日曜日は、子どもの習い事がありますが、それがないときには、ヤクルトレディ仲間のおうちに遊びに行ってお泊まり会とかしているので、ノンストップですね。

いますごく楽しいので、たぶん、このままずっと楽しいんだなって思います(笑)。

悩んだこともありましたが、ヤクルトレディの仕事がいちばん向いてるな、って思っています。