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高専時代の知識をフルに発揮して、生産性向上を実現

仕事内容と健康への想い

生産機械の監視から、
日々のメンテナンスまで

私は「Yakult(ヤクルト)1000」や「ジョア」の生産を担当しています。生産に関わる業務は、生産ラインの立ちあげや稼働中の監視、停止時の対応、生産終了後の洗浄作業など。また、生産機械を定期的に点検して部品交換を行っているほか、整備に必要な部品の管理や選定、発注なども任されています。これらの業務の中で、最も時間を割いて行っているのが稼働中の機械の監視です。私たち製造職の社員にとって、「機械が問題なく動くこと」が当たり前。そのためには、常に機械を監視し、故障を未然に防ぐことが大切です。実はこのようなものづくりへの想いは、高専時代にインターンシップで富士裾野工場を訪れたときから感じていました。商品や品質管理の現場を見学し、当社が持つ技術の高さと商品への強いこだわり、健康への情熱を知ったことが、私自身の入社の大きな決め手となりました。

現在の挑戦

より効率よく、スムーズに
稼働させるために

当社商品の製造にはいくつもの工程があり、それら一つひとつの機械を検証していくことで、より効率よくスムーズな稼働を実現することができます。そこで、工場内にワーキンググループを立ちあげ、工場全体が一丸となって、生産ラインの稼働率の向上を目的とした活動を進めています。生産ラインの各工程から選ばれたメンバーが定期的にミーティングを行い、機械停止が起こりやすい条件や、万が一起きた時の対応などを検討しています。たとえば、ある検査装置のベルトを新品に交換したところ、「搬送スピードがわずかに変わる」という事態が発生しました。そこで、ワーキンググループで原因を調査した結果、ベルト交換によりセンサーが動くタイミングがずれてしまったことがわかりました。数値の調整を行い、無事に正常稼働に戻すことができました。

仕事のやりがいと今後の目標

尊敬する先輩方が
私の理想のエンジニア

生産の現場では、高専時代の学びを活かす機会が多々あります。たとえば機械が一時停止した時、図面を読んで機械の構造を把握し、そこから原因を推定することができます。これは高専卒ならではの強味であり、日々の生産ラインの監視はもちろん、ワーキンググループの活動でもこの強みを大いに発揮しています。自分の強みを活かして生産ラインで発生する停止原因を追及し、対策を講じていく。その結果、生産性向上に繋げていけるのですから、これほど嬉しいことはありません。もちろん、生産を担う私たちにできることは、まだまだたくさんあります。その一つが、私自身のスキルを向上させること。私の周囲には、機械の知識に長けた方や、強いリーダーシップを持った方など、尊敬する先輩がたくさんいます。どんなときも、私の質問に対して的確なアドバイスをくださる先輩方は、私の理想のエンジニアです。機械に関する知識を深めて、少しでも先輩方に近づくことができたらと願っています。

ある1日のスケジュール

8:00 出勤・朝礼
8:15 生産ラインの監視
10:00 デスクワーク
12:00 昼休み
13:00 工事業者との折衝・調整
15:00 機械の洗浄
16:20 終礼
16:30 退勤

※生産体制に応じた時差出勤あり。

高専時代、機械工学の専門性を活かして何ができるだろうと考えた時、すぐにイメージしたのが“ものづくり”の現場です。当初は食品メーカーは検討していなかったのですが、ものづくりの現場には必ず生産設備があり、それを管理する人がいることに気づいた時、卒業後の可能性がさらに広がりました。そして、「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」という企業理念に共感したことから、私はヤクルト本社を目指すようになりました。今、高専で学んでいる皆さんには、ぜひ視野を広げて、さまざまなものづくりの現場を見てほしいですね。一人でも多くの方々が当社の取り組みや理念に共感し、新たな仲間となってくれることを期待しています。