

※撮影時のみマスクを外しています
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仕事内容と健康への想い
人間の腸内には多数の腸内細菌が生息しており、腸内細菌叢のバランスを良好に保つことが健康の維持増進に関わると考えられています。私が所属する基盤研究所では、腸内細菌叢によって産生される「生理活性物質」の解析を行っています。例えば、これらの生理活性物質が、加齢や疾患により変化することで、人の健康に影響を与えている可能性が考えられます。そこで、腸内細菌叢が産生するさまざまな生理活性物質のうち、加齢や疾患によって変化するものを同定し、その機能を明らかにすることをめざしています。本研究により、さまざまな健康課題に対するヤクルト製品の効果のエビデンスを取得することが最終的な目標です。私はヤクルト本社の社員として、常に「お客さまのことを第一優先に考えることができる研究者でありたい」と願ってきました。日々の研究も、「この研究は世界中の人々の健康や社会にどのように貢献できるだろうか」と自分自身の心に問いかけながら取り組むよう心掛けています。
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現在の挑戦
学生時代は「加齢性疾患の発症メカニズム」をテーマに、老化細胞において発現が上昇する遺伝子の活性化機序と生理作用の解明に取り組んできました。大学院での研究活動を通じて「予防医学の視点から世界中の人々の健康に貢献できる商品の研究開発に携わりたい」と願うようになりました。現在、私が取り組んでいるテーマは新しい研究分野であり、参考にできる情報もほとんどないため、近いテーマで研究を行っている他の研究者に知見を参考にしながら、研究を進めている段階です。とても大きな挑戦ですが、だからこそ、「世界に先駆けてこの分野の開拓者になろう」と、日々の研究に対するモチベーションを高めています。
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仕事のやりがいと今後の目標
部署内の上司や先輩はもちろん、他部署との交流も活発で、気軽に相談し、意見交換することができます。研究を進めるうえで、このような風土は非常にありがたく、当社ならではの魅力だと感じています。また、若手社員の挑戦を応援する風土も根付いており、現在、私が取り組んでいる研究テーマも、自ら上司に提案して実現しました。私の研究テーマは、自分の経験を生かせる研究と、当社の強みである「腸内細菌叢」に関する研究を融合させたものであり、このようなチャンスを与えてくれた上司に心から感謝しています。研究には試行錯誤がつきもので、思うような結果が得られずに苦労することもよくあります。それでも、現在取り組んでいる研究を応用研究へと発展させ、商品開発につなげていけることに、大きなやりがいを感じます。当社が企業理念として掲げている「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」のためにも、日々の研究活動に励み、エビデンスの取得につながることを願っています。
9:00 | 出社 メールチェック、1日の予定を確認 |
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9:30 | 実験 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 実験 |
14:30 | デスクワーク 実験データの整理・論文調査・ 実験計画の立案など |
15:30 | ミーティング・情報交換 翌日の予定を確認 |
17:30 | 退社 |