Stress magazine

2015.3「R25~僕らのストレス白書~」

ストレスMAX上司の台詞にイラッ

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もうすぐ4月。新年度を迎え、人事異動がある企業も多いだろう。新しい環境はワクワクする反面、どんな人事配置になるか不安も…。特に気になるのは直属の上司。良い上司に巡り合えればラッキーだけど、イラッとすることを言う嫌味な上司の下に配属されてしまったら最悪だ。

これは確かに腹が立つ! 納得の台詞が集結

上司の何気ないひと言で、やる気が奮い立つこともあれば、逆にストレスを感じてやる気を失ってしまうこともある。ここでは、ストレスを感じる上司の台詞について、20~50代の男性ビジネスパーソン200人(各世代50人)に、アンケート調査(R25調べ)を実施。嫌な上司が言いそうな言葉のなかから、最もストレスを感じるもの3つを選んでもらった。集計結果から、上位に選ばれた5つは以下の通り。あなたが言われたことのあるひと言は、入っている?


1位 「俺そんなこと言った?」…31.0%
2位 「そんなことも知らないの?」…23.0%
3位 「言っていることわかる?」…19.5%
4位 「そんなの常識だろ」…18.0%
5位 「やる気あるの?」…17.5%

ちなみに、6位以下は「なんで出来ないの?」16.5%、「まだ終わらないの?」「言い訳するな」(共に16.0%)が選ばれている。せめて、これらの台詞を反面教師にして、自分の部下への言葉遣いには気をつけたいところだ

1位になったのは「俺そんなこと言った?」という、いわゆる“梯子外し”。世代別にみても、20~40代の各世代にわたって1位を獲得。この項目を選んだ人たちの理由をみると、「発言には責任をもってほしい」(29歳)、「都合の悪いことはなかったことにされる」(36歳)、「明日までに書類を作成と言ったのに…」(44歳)など、コロコロと意見を変える上司にほとほとウンザリしている意見が多数。指示通りに仕事を進めた挙句、このひと言は確かにキツイ。反論しようにも、「言った・言わない」の水掛け論になりやすいため、我慢してしまいがち。これがまた、さらなるストレスに…。


2位以下は、部下の能力を見下すような態度への苛立ちの声が目立つ。2位の「そんなことも知らないの?」は、世代別にみると20代に多かった。当の本人にとっては常識であるような言いぶりだが、「教えられていない」(25歳)という意見に代表されるように、そもそも上司が教えていないという悲しいケースもありそうだ。また、4位の「そんなの常識だろ?」も似た様なニュアンスの言葉だが、やはり部下の立場にも配慮して言葉を選んでほしいのが本音だろう。


3位の「言っていることわかる?」には全世代からまんべんなく票が集まった。「馬鹿にされた気分」(39歳)、「お前に言われたくない」(55歳)と、上から目線の言葉にイラッとする人が多い様子。一方、特に20代から多く挙ったのは、5位の「やる気あるの?」という言葉。「自分なりに一生懸命やっても見てくれてないんだなと思う」(24歳)、「自分はどうなんだ?」(45歳)など、上司とのすれ違いにイラつくというコメントが多く、なかには「やる気があるかないかは仕事の成果に関係ないから」(28歳)というドライな意見も。


上司には上司なりの理由があって口にしているのかもしれないが、やはり、そのひと言にイラッとしている部下は多いようだ。


※R25の記事を一部改訂して掲載しています。

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