学術論文確かな検証に裏打ちされた蕃爽麗茶

特定保健用食品として認可されるために、学術論文を提出し、効果効能について検証しています。

グァバ葉熱水抽出物のdb/dbマウスにおける抗糖尿病効果
およびヒト飲用試験による食後血糖値上昇抑制効果

グァバ葉ポリフェノールが、糖の吸収をおだやかにすることを検証しています

諸言

グアバ(Psidium guajava L.)はフトモモ科バンジロウ属に属する常緑樹であり、熱帯、亜熱帯地方に広く自生し、果実、根とともに葉が生薬として糖尿病や下痢止めに民間で用いられている(1)。 グアバ葉はまた台湾や沖縄地方において、グアバ茶として飲用されている。抽出条件は明らかではないが、グアバ葉抽出エキスに in vitro における糖類分解酵素阻害活性があることがすでに報告されている(2)。消化酵素阻害物質の利用には種々の物質が考えられるが、これまでに多くの研究がなされているのは糖類分解酵素のα-アミラーゼ阻害物質である。α-アミラーゼ阻害物質は抗肥満、抗糖尿病への利用が試みられており(3~6)、デンプンの消化、吸収を阻害することにより血糖値やインスリンの上昇を抑制させ、肥満や糖尿病の予防または治療に有用であることが報告されている(6)。日本ではα-アミラーゼ阻害作用が強いアカルボース(バイエル薬品(株))や、2糖類分解酵素阻害作用のあるボグリボース(武田薬品(株))が糖類分解酵素阻害剤として糖尿病の治療薬として臨床で用いられている。このことからグアバ葉に肥満や糖尿病予防効果が期待される。しかし、グアバ葉抽出エキスの動物(1,7)およびヒト投与の報告例は少ない。そこで、本報告においてグアバ葉の熱水抽出物の糖類消化酵素阻害活性を in vitro で確認し、正常マウスへ投与して糖類摂取後の血糖値の上昇への影響を調べた。あるいは糖尿病の進展に伴い明らかな腎臓病変(8,9)を示す糖尿病自然発症モデルマウスへグアバ葉熱水抽出物の長期投与を行って、血糖値や糖尿病病態への影響を調べた。さらにグアバ茶を調製し、年齢40歳以上で肥満気味の健常人を対象に飲用試験を行い、食後血糖値への影響についても調べた。

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