学術論文確かな検証に裏打ちされた蕃爽麗茶

特定保健用食品として認可されるために、学術論文を提出し、効果効能について検証しています。

ヒト対象者におけるグァバ葉熱水抽出物の継続飲用
および過剰摂取の有効性と安全性

蕃爽麗茶が、継続して飲んでも低血糖などを起こさないことを証明しています。

試験結果 試験1.継続飲用試験

1.対象者の背景

採用した対象者の背景は以下に示した。
男性15名、年齢:52±4歳、身長:168.7±5.8cm、体重:69.4±6.2kg、BMI:24.4±1.9(kg/m2)
空腹時血糖値:136±22mg/dl、血圧:収縮期血圧120±17mmHg、拡張期血圧79±13mmHg、血清中性脂肪:186±151mg/dl、総コレステロール:206±30mg/dl、血清鉄:107±44μg/dl
グァバ茶飲料飲用によりこれらの変化をTable1に示した。体重、BMIは飲用前に比べて経時的に有意に低下し、体脂肪率は12週目に有意な低下を示した。ウエストとヒップ周囲の長さは12週で有意に減少した。W/H比の変化は認められなかった。
血圧、脈拍にはグァバ茶飲用の影響は認められなかった。

2.血糖値、インスリン、C-ペプチド、HbA1cへの影響(Table2)

空腹時の血糖値(FBG)は飲用前値136±22mg/dlから飲用12週目で131±25mg/dlへの低下の傾向が認められた(P=0.07)。飲用前の血糖値を100%とし各飲用期間での血糖値を飲用前値に対する低下率で示したところ12週目で有意に低下した。
HbA1c%は全対象者では有意な変化は認められなかったが、対象者を飲用前FBGの中央値でA、Bの2群に分けると、中央値より低いA群(n=7、111~126mg/dl)のFBGは12週目で低下傾向(p=0.06)を示し、また中央値より高いB群(n=8、137~186mg/dl)では8名中2名のHbA1c%が低下したのに対して、A群では7名中5名のHbA1c%が低下した(χ2検定p=0.07、Table3、Fig.1、2)。
インスリンおよびC-ペプチドは12週目で有意な低下を示した。FBGの低下傾向とインスリンが低下したことから、インスリン抵抗性の指標であるHOMA-IR15){homeostasis model insulin resistant index=空腹時血糖値(mmol/L)×空腹時インスリン値(mU/L)/22.5}を求めると12週目で有意な低下を示した。
フラクトサミンについては有意な変化は認められなかった。

Fig.1
Effect of Guava tea ingestion on fasting blood glucose level.
One bottle of guava tea with every meal was given to subjects for 12Weeks.
Fasting blood glucose levels (FBG) were measured at 4 weeks intervals to 12 weeks. Subjects were divided into 2 groups, FBG values in A group are lower than median value (137mg/dl) of initial FBG and that in B group are higher than median value.
Bold line shows mean value of FBG of A or B group.

Fig.2
Effect of Guava tea ingestion on HbA1c level
HbA1c% was measured at 4 weeks intervals to 12 weeks.
A and B groups were divided as written in footnote of Fig.1
Bold line shows mean value of HbA1c of A or B group.

3.血清脂質への影響

血清中性脂肪(TG)、総コレステロール(T-Cho)は全対象者では有意な差は認められなかった。(Table4)。しかし飲用前、中性脂肪が基準値(50~149mg/dl)を越える高TG血症者7名について、その低下率(%)は12週目で有意であった。総コレステロールについても、飲用前T-Choが基準値(150~219mg/dl)を越える5名については12週目でT-Cho値とその低下率は有意な低下であった。これらの値が基準値内のヒトについては有意な変化は認められなかった(Table5)。
リン脂質は全対象者について8、12週目で有意な低下が認められた。

4.鉄代謝への影響

血清鉄、総鉄結合能、不飽和鉄結合能、フェリチン、トランスフェリンについては総鉄結合能が12週目で310±29μg/dlより295±27μg/dlへ有意に低下した以外は飲用前後の変化は認められなかった。
血球成分の中で血色素値が12週目に15.9±1.0g/dlから15.6±0.8g/dlへ有意な低下が認められた(Table7)。しかし、これらの変化はそれぞれ基準値(総鉄結合能;253~365μg/dl、血色素;13.5~17.6μg/dl)内の僅かな変化であった。

Table7
Effect of Guava tea ingestion on hematological and hemobiochemical parameters

5.食事内容調査

試験開始から1週間、飲用中期、飲用終了前1週間、簡易食物摂取調査により食事内容アンケート調査を行い、エネルギー量と三大栄養素摂取量を調べた。
摂取エネルギー量、糖質、脂質摂取量は期間を通じて差は認められなかった。蛋白質摂取量は僅かながら増加を示した。脂質からのエネルギー量は総エネルギー量の24%であった(Table6)。同時にアルコールの飲用量を調べたが飲用時期における差は認められなかった。

6.その他一般的評価

肝機能検査、腎機能検査を含んだその他の血清生化学検査で見られた変化はいずれも基準値内の変動であった(Table7)。尿検査の尿糖については飲用前検査で各1名の(±)、(+)の結果は飲用8、12週目検査でいずれも(-)となっていた。尿蛋白検査では飲用前各3名が(±)と(+)であったが12週目検査でそれぞれは2名であった。潜血検査は飲用前および飲用期間中いずれも(-)であった。この尿検査結果からは飲用によると考えられた異常所見は認められなかった。
飲用期間中1名が便秘になったが、2日間飲用を中止し、再開した際には便秘は見られず、一過性であった。また、採血の際に担当医師あるいは保健婦が症状や運動量について問診をしたが、試験期間中運動量の変化やその他、飲用によると考えられた症状は認められなかった。

Table7
Effect of Guava tea ingestion on hematological and hemobiochemical parameters

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