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ヤクルトのCSR・トップコミットメント

トップコミットメント

株式会社ヤクルト本社 代表取締役社長 根岸 孝成

企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するグローバルなニーズにも対応していく

私たちは、「生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献する」という企業理念のもと、「予防医学」「健腸長寿」「誰もが手に入れられる価格で」という「代田イズム」に基づき、食品、医薬品、化粧品の研究開発・生産・販売などの企業活動を行っています。「人も地球も健康に」を目指す企業活動そのものがCSRであるという考えのもと、持続可能な社会の実現に向けた諸課題に積極的に取り組んでいます。
昨今、企業に対する期待や社会的要請がますます強まってきているのを感じます。グローバルな動きとしては、2015年にパリ協定や国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)が採択され、持続可能な社会の実現に向けて世界が取り組むべき共通言語としての目標が示されました。こうした動きを受け、ヤクルトグループでは、SDGsをCSR体系に組み込んで取り組むこととし、今年度のレポートでは、「ヤクルトCSR行動計画」とSDGsの目標との関連性、さらには、事業の各段階における活動との関連性について明確化し、私たちが注力すべき目標を「見える化」したうえで、主体的に対応していきます。
また、CSRの柱でもある環境・社会・ガバナンスといった非財務情報の取り組みおよび開示状況を評価して投資する「ESG投資」が、日本を含めグローバルで拡大しています。当社は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のESGインデックス銘柄の一部に組み入れられていますが、今後もCSR活動を推進し積極的に開示していくことで、ESGを評価する投資家の期待にも応えていきます。
こうしたCSRに対する認識の下、国内・海外で事業を展開し、今後とも、「世界の人々の健康で楽しい生活づくりへの貢献」に向けて挑戦を続けていきます。

CSRのグローバルスタンダードに則して、CSR活動に体系的かつ計画的に取り組む

当社は、CSRのグローバルスタンダードであるISO26000の7つの中核主題に即して取り組んでいますが、一方で、「お客さまの健康で楽しい生活づくり」を企業理念に掲げていることや、昨今の社会ニーズ等を踏まえ、CSR重点3領域として「健康」、「地域社会」、「環境」を設定し、7つの中核主題については、「Ⅰ消費者課題」、「Ⅱコミュニティ」、「Ⅲ環境」、「Ⅳ労働慣行」、「Ⅴ人権」、「Ⅵ公正な事業慣行」、「Ⅶ組織統治」の順に体系化を図り、また、SDGsやESGとの対応を明確にしながら、CSR行動計画を策定し、積極的に取り組んでいます。こうした体系に沿って、トピックの一部を紹介します。

健康的な生活習慣の定着と安全・安心な地域づくり

Ⅰ消費者課題お客さまの健康と楽しい生活のために/Ⅱコミュニティ地域とともに発展していくために

ヤクルトグループは、世界で8万人超のヤクルトレディによる宅配システムを中心とした健康に寄与する商品のお届けのほか、健康的な生活習慣の定着に向けた啓発活動や、地域貢献活動にも取り組んでいます。
国内においては、おなかの健康をテーマにした小学校等への「出前授業」を積極的に展開し、2017年度の参加者は27万人以上となり、また、地域の方々を対象にセンター(ヤクルトレディの販売拠点)や公共施設・老健施設等を利用して開催する「健康教室」の参加者は、38万人以上となりました。さらに、自治体と連携し「愛の訪問活動」として、約4万人の一人暮らしの高齢者を訪問するとともに、全国828の自治体や警察・消防などと「地域の見守り・防犯協力活動」の協定を締結し、安全・安心で暮らしやすい地域社会づくりに貢献しています。
海外においても、健康に関する啓発活動を行うとともに、地域社会の活性化に貢献しています。一例として、今年度のレポートではメキシコにおける取り組みをご紹介しています。
また、ヤクルトレディによる宅配サービスは、2018年6月開催の「第2回 日本サービス大賞」において、「時代も国境もこえて親しまれる日本発のサービス」等の評価を得て、経済産業大臣賞を受賞しました。この世界に誇るサービスの仕組みを今後も発展させていきます。
2018年3月には、ヤクルトグループが実施する幅広い社会貢献活動の目的や目指す姿をより明確にした「社会貢献活動方針」を策定しました。本方針を活動基盤の一つとして、今後も活動を発展・深化させていきます。

外部機関と連携して「健康イノベーション」を起こす

Ⅰ消費者課題お客さまの健康と楽しい生活のために

ヤクルトグループの基盤は生命科学の追究にあります。中央研究所(国立市)における研究開発の推進はもちろんのこと、外部機関と連携していくことも、イノベーションの創出に不可欠だと考えています。
その一例が、2014年度に開始した国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究です。2017年度からは、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙飛行士がプロバイオティクスを継続摂取し、宇宙環境での免疫機能および腸内環境に及ぼす効果を科学的に検証する、世界初の宇宙実験を開始しています。
学術イベントを通じてプロバイオティクスへの理解を深めていただく取り組みも推進しています。2017年10月にはSPRINGER NATURE社と「ネイチャーカフェ」を共同開催し、著名な研究者の方々を招きパネルディスカッションを行いました。こうしたイベントの開催を通じて、未来に向けて「科学するヤクルト」を広く国内外に発信するとともに、世界的な科学者の方々との接点づくりや、プロバイオティクスの全世界での理解促進につなげていきます。

事業の各段階で環境活動を推進従業員の環境意識を向上

Ⅲ環境地球環境の保全のために

「ヤクルト サステナブル・エコロジー 2020」のもと、「低炭素社会の実現」(気候変動への対応)、「資源の有効活用」、「生物多様性の保全と活用」を三大テーマとして、事業の各段階で環境活動に取り組んでいます。
気候変動への対応に目を向けると、そこには事業上の「リスク」と「機会」が同時に存在しています。一般に気候変動による自然災害の増加は、原材料等の調達や操業における「リスク」と考えられています。一方で私たちは、省エネルギー・省資源の生産・物流体制を構築し、環境にやさしい容器包装等の取り組みを推進することができ、また、ステークホルダーからの評価を得る「機会」にもなると考えています。
「生物多様性の保全と活用」については、研究所や工場周辺の緑化活動や、中国やインドネシアをはじめとした海外における植樹活動を積極的に行っています。
また、従業員の環境意識向上のため、研修やキャンペーンを定期的に実施しています。2017年度は、国連生物多様性の10年日本委員会の「MY行動宣言」と連動したCSRキャンペーンを実施しました。

企業理念の実現には従業員の健康が不可欠

Ⅳ労働慣行従業員の健康と働きがいのために/Ⅴ人権人権尊重のために

当社では、2017年9月に「健康宣言」を策定しました。企業理念である「世界の人々の健康に貢献する」を実現するためには、社会的責任としても、従業員の健康が不可欠であるとの認識をあらためて明文化したものです。具体的には、業務の合理化を推進するとともに労務管理を徹底し、長時間労働の削減や有給休暇取得率の向上等を進めています。2018年2月にはこれらの取り組みが評価され、政府から「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定されました。

グループ全体でコンプライアンスを遵守コーポレートガバナンスを実践

Ⅵ公正な事業慣行公正な事業活動を行うために/Ⅶ組織統治透明性ある経営を推進するために

2017年4月にISO20400(持続可能な調達に関する手引)が発行され、調達における環境・社会への配慮に関して注目が高まっています。こうした国際潮流等を踏まえ、ヤクルトグループでは、2018年3月に「CSR調達方針」を策定しました。各国・地域の法令遵守や国際行動規範の尊重はもちろんのこと、人権・労働・安全衛生等も配慮しながら、取引先とも連携しサプライチェーン全体で公正・公平な調達活動を推進していきます。また、広くステークホルダーから信頼される企業として、コンプライアンスの遵守・徹底はもとより、コーポレートガバナンス・コードの趣旨に基づくガバナンスを実践するとともに、情報開示に積極的に取り組むことで、透明性ある経営を推進していきます。

ステークホルダーの皆さまの声を聴きながら、社会的責任を果たしていく

以上のように、グローバル企業としての社会的責任を強く意識し、ヤクルトグループが一丸となって「ヤクルトCSR行動計画」の重要テーマに沿った行動目標の達成を目指します。そしてSDGsの達成への貢献やESGの評価にも応えていきます。ステークホルダーの皆さまには引き続き、ご支援と忌憚のないご意見を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

2018年9月

代表取締役社長
根岸 孝成

CSR基本方針

ヤクルトグループは企業理念を実践し、企業として持続的に成長することを通じてCSRを全うしていきます。その具体的な取り組みの上位概念として、「CSR基本方針」を2012年4月1日に制定し、全社が取り組むべき方向を定めました。

私たちヤクルトグループは、企業理念に基づいた企業活動を通じて、グループを取り巻くすべてのステークホルダーから信頼されるよう努力し、共生していきます。

CSR行動計画

ヤクルトグループは、CSR重点3領域に沿った活動を実効性をもって進めていくため、2015年度より、CSRのグローバルスタンダードであるISO26000に即して活動の体系化を図り、CSR活動を推進しています。
具体的には、2016年度にISO26000の7つの中核主題に則って、3領域への重点化を明確にした「ヤクルトCSR行動計画」として重要テーマを策定し、2017年度は、これをもとに関連部署が具体的な行動目標を立てたうえで、活動しました。

ヤクルトCSR行動計画
ISO26000の中核主題 重要テーマ
消費者課題 安全・安心な商品の提供
お客さま第一主義
お客さま個人情報の保護
コミュニティへの参画
及び
コミュニティの発展
社会貢献活動の推進
地域の文化・慣習の尊重
地域課題解決への活動
地域社会との関係強化
環境 低炭素社会の実現
資源の有効活用
生物多様性の保全と活用
労働慣行 職場安全衛生の推進
ワークライフバランスの推進
女性の活躍推進
多様性の推進
人権 多様性の推進
人格と人権の尊重
公正な事業慣行 公正・健全な取引の推進
CSR調達の推進
組織統治 コーポレートガバナンスの実践
コンプライアンスに則った事業の推進
守秘義務の徹底
企業情報の開示と社会とのコミュニケーション

国内・海外のヤクルトグループ企業は、当行動計画を参考にして、CSR活動を推進していく。

制定 2016年4月1日

また、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を持続可能な社会の実現のための世界の共通課題として取り組むべきものと捉え、CSR行動計画の中に、SDGs達成への貢献の観点を組み込みました。
具体的には、「ヤクルトCSR行動計画」の7つの中核主題・重要テーマと、SDGs17目標のうち、特にヤクルトグループと関係が深いものとの関係を明確に、見える化したうえで、事業の各段階において取り組みを進めていきます。

CSR推進組織

CSR推進委員会

CSR担当役員を委員長とする「CSR推進委員会」を設置し、CSR推進方針、推進策の協議ならびに進捗管理等を行っています。本会議での検討事項は必要に応じて執行役員会議に上程します。

CSR推進委員会

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