抗生物質の発見は感染症の治療に大きく寄与してきましたが、その一方で抗生物質が効かなくなる耐性菌の出現が問題となっています。今後も抗生物質は私たちに欠かすことのできない薬であることに間違いありませんが、抗生物質だけに頼らずに感染症を上手く予防していこうとする考え方が広まってきています。
そこで注目されているのが、体にとって良い働きをする菌(プロバイオティクス)の利用です。本レポートでは、プロバイオティクスの医療現場での応用として、小児外科における事例を紹介します。
1. おなかの中の細菌と健康の関わり
2. 健康を守るプロバイオティクス
3. プロバイオティクスの代表、L.カゼイ・シロタ株とB.ブレーベ・ヤクルト株について
4. L.カゼイ・シロタ株、B.ブレーベ・ヤクルト株の医療現場での応用