製品情報

オリゴメイト~ビフィズス菌増殖促進因子~

「私たちは、生命科学の追求を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という理念のもと、ヤクルトでは半世紀以上にわたり人間の健康に役立つ微生物、特におなかの健康づくりに貢献する有用微生物について研究をしてきました。
オリゴメイトは、腸内の有用菌であるビフィズス菌の増殖を特異的に促進させ、かつ食品加工時の加熱、酸に対しても極めて安定であります。オリゴメイトを特定保健用食品の素材として、また、健康指向の食品素材としてご利用いただきますようお願いいたします。

オリゴメイトとは

ガラクトオリゴ糖の主要成分の構造

  • 牛乳中に含まれる乳糖にβ-ガラクトシダーゼを作用させて製造されるガラクトオリゴ糖です。

  • "母乳中"に含まれる4'-ガラクトシルラクトースを主成分とし、2~5糖のガラクトオリゴ糖が混在しています。
    ほかに乳糖および単糖類を含んでいます。

  • 腸内の有用菌であるビフィズス菌および乳酸菌の増殖を促進させます。

ガラクトオリゴ糖の特長

腸内の"ビフィズス菌の増殖"効果

腸内菌叢の改善

ガラクトオリゴ糖を2.5g/日(※1)摂取することにより、腸内のビフィズス菌の増殖を促進させることができます。

※1 オリゴメイト55Nとして約6g/日、オリゴメイト55NPとして約4.5g/日

ビフィズス菌の電子顕微鏡写真

"便性の改善"効果

ガラクトオリゴ糖5.0g含有飲料摂取 1週間の排便回数

ガラクトオリゴ糖を5g/日(※2)摂取することにより、排便回数の増加が認められました。

※2 オリゴメイト55Nとして約12g/日、オリゴメイト55NPとして約9g/日

難消化性

ガラクトオリゴ糖は、ヒトの消化管で分解されずに大腸まで到達します。

このため、生体にとってエネルギーになりにくい糖といえます。

"便性の改善"効果

低う触性(虫歯になりにくい)

ガラクトオリゴ糖は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の生育に利用されません。

オリゴメイト55Nの物性

甘味度

相対甘味度

オリゴメイト55Nは、くせのない上品な甘味を有しています。

甘味度はショ糖を100としたとき32です。

熱安定性

オリゴメイト55Nは、酸性域での加熱に対して安定であり、また、ショ糖に比べて極めて高い熱安定性を示すため、食品加工中での分解の心配はありません。

熱安定性

保湿性・吸湿性

オリゴメイト55Nは、水分保持能力が優れているため添加された食品は適度な湿潤性を保ちます。

保湿性・吸湿性

保存安定性

室温条件下における保存安定性(平均23.2℃)

オリゴメイト55Nは、室温で1年間保存しても安定です。したがって、長期保存や流通 に特別な配慮を必要としません。

オリゴメイト55NP(粉末)は、吸湿しやすいので取扱に注意してください。

加熱着色性

アミノ酸存在下での着色度

オリゴメイト55Nは、メイラード反応により、ショ糖と異性化糖の中間的な着色を示します。この性質を利用して、食品に好ましい焼き色をつけることができます。

粘度

温度による粘度変化

オリゴメイト55Nの粘度は、異性化糖よりやや高い値を示します。

水分活性

糖濃度による水分活性の変化

オリゴメイト55Nの水分活性は、ショ糖に近い値を示します。

浸透性

各種糖類の浸透圧

オリゴメイト55Nは、ショ糖よりやや高い浸透圧を示します。

規格・用途・安定性

オリゴメイトの規格

製 品 名 オリゴメイト55N オリゴメイト55NP
性   状 液体 粉末
Brix 糖 度 75.0~76.0 -
水   分 - 3%以下
固形分中
の糖組成
ガラクトオリゴ糖 55%以上 55%以上
単糖類及び乳糖 45%以下 45%以下
荷   姿 18L缶(NET25kg) 段ボール(10kg)
賞 味 期 限
(未開封時)
製造後1年間 製造後2年間

オリゴメイトの用途

オリゴメイトの特性である、耐酸性、耐熱性などを活かし、健康指向の食品素材として、幅広くご利用いただけます。

乳製品 はっ酵乳、乳酸菌飲料、調整粉乳、アイスクリーム、乳飲料など
飲料 果実飲料、酢飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料、炭酸飲料、
ドリンク剤、アルコール飲料、粉末飲料など
菓子 キャンディー、クッキー、ビスケット、スナック菓子、
チョコレート、和菓子、洋生菓子など
デザート プリン、ゼリー、ババロアなど
冷菓 シャーベット、アイスキャンディーなど
パン 食パン、菓子パン、調理パンなど
ジャム ジャム、マーマレード、ブレザーブスタイルなど
その他 蓄肉加工品、水産練製品、惣菜、豆腐、蜂蜜加工品、炊飯など

オリゴメイトの安全性情報

(1)変異原性試験
①細菌を用いる復帰突然変異試験:陰性
②マウス末梢血を用いる小核試験:陰性
③ほ乳類細胞培養を用いる染色体異常試験:陰性
(2)一般毒性試験
①ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験:NOAEL2.0g/kg/day
②人での下痢を指標とした試験結果
  • 最大無作容量(LT) 0.68g/kg
  • 50%発生率(ED50) 1.39g/kg

※上記値はオリゴメイト55Nでの数値です。

特定保健用食品の素材として用いることができます。

オリゴメイト55Nを1日12g摂取することによりビフィズス菌、乳酸菌を増やしておなかの調子を整え、お通じを良くする食品として消費者庁より特定保健用食品表示許可を受けております。また、オリゴメイトは、特定保健用食品(規格基準型)で定められた関与成分規格のガラクトオリゴ糖(1)に適合する製品です。ガラクトオリゴ糖として1日当り2~5g摂取できる食品は、特定保健用食品(規格基準型)として、消費者庁の表示許可を受けることにより『ガラクトオリゴ糖が含まれておりビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つので、おなかの調子を整えます。』との表示が可能となります。詳しい内容または手続きにつきましては、当社にご相談ください。

ますますひろがる可能性

ヤクルトが世界で初めて工業化に成功したガラクトオリゴ糖。
母乳成分の一つであることから育児粉乳を中心として世界中に広がっています。
そのため食品の安全性に関する米国のGRAS認証※1や欧州のノーベルフーズ制度※2を始め、コーシャ※3・ハラール※4等、国際的な流通に必要な制度に対応しています。

※1 GRAS認証

Generally Recognized as Safe 米国において一般に安全と認められる食品認証。

※2 ノーベルフーズ制度
Novel Foods 1997年5月15日以降に欧州(EU)域内に流通させる食品の安全性について審査する制度。
※3 コーシャ認証
素材や製造工程に厳しい規定のあるユダヤ教の戒律に基づいた製法で生産されていることを証明する認証。
※4 ハラール認証
素材や製造工程に厳しい規定のあるイスラム教の戒律に基づいた製法で生産されていることを証明する認証。

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