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ニュースリリース

結腸がんにおける術後補助化学療法としての抗悪性腫瘍剤「エルプラット」と経口抗悪性腫瘍剤カペシタビンとの併用療法に関する承認申請について

2010.07.01医薬品
 株式会社ヤクルト本社(社長 堀澄也)では、結腸がんにおける術後補助化学療法としての白金錯体系抗悪性腫瘍剤オキサリプラチン-販売名『エルプラット注射用100mg』、『エルプラット注射用50mg』および『エルプラット点滴静注液100mg』、『エルプラット点滴静注液50mg』(以下、「エルプラット」)とカペシタビン-販売名『ゼローダ錠300』(以下、「ゼローダ」)との併用療法(XELOX療法)の追加に関する承認申請を2010年6月30日に厚生労働省へ行いました。

 

 現在、「エルプラット」は、進行・再発結腸・直腸がんに対して、他の抗悪性腫瘍剤との併用による使用が認可されています[レボホリナート(LV)とフルオロウラシル(5-FU)の静脈内持続投与法と「エルプラット」の併用(FOLFOX療法)または「ゼローダ」と「エルプラット」の併用(XELOX療法)において科学的な根拠が得られています]。

 また「エルプラット」は、FOLFOX療法において、結腸がんにおける術後補助化学療法としても使用することが認可されています。

 今般、結腸がんの治癒切除を受けた患者さんに対する術後補助化学療法として海外で実施された大規模臨床試験(NO16968試験)において、XELOX療法が5-FU/LV療法に比べ再発及び死亡のリスクを20%軽減し、有意に無病生存率を改善することが明らかにされました。

 今回はこの結果に基づき、FOLFOX療法に加えXELOX療法についても結腸がんにおける術後補助化学療法として使用できるよう用法・用量追加に関する承認申請を行ったものです。

 

 結腸・直腸がんは、最も患者数の多い癌の一つであり、日本では2005年の年間新規罹患患者数として115,000人が推計されています*

 

*大島・石黒・田島「がん・統計白書 -罹患/死亡/予後-2004」(篠原出版新社)

以 上

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