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免疫機能が低下するとき

「なんだか抵抗力、落ちたかも・・・。」
と感じること、ありませんか?

今日の体調はいかがですか? 「なんだか体調いまいち」「体、弱ってるかも」、などと感じることはありませんか?

とくに、季節の変わり目や環境が変わったとき、寒さなどの気候の変化や、過労や過度のストレス、睡眠不足や食生活の乱れなどがあるときは、体調をくずしがちになり、「抵抗力が落ちたかも」と感じることがあるのではないでしょうか。
「風邪をひきやすくなった」「口内炎ができやすい」「アトピーが悪化した」というような体に起こる不調は、じつは「免疫機能が低下している」サインかもしれません。

そこで、私たちの体を外敵からまもる力、「免疫機能」に注目してみましょう。

そもそも「免疫機能」って、何?

私たちの周りには、たくさんの小さな敵がいて、私たちの体に侵入して増殖しようと狙っています。それは、風邪のウイルスかもしれないし、新しい型のウイルスや、さまざまな病気を引き起こす病原菌かもしれません。
そんな小さな敵が体の中に入っても、病気にならないようにはたらく機能が免疫です。免疫のしくみには、体の外から侵入する敵から身をまもるだけでなく、自分自身の細胞が暴走してしまう「がん細胞」が増えるのを抑えるはたらきもあります。

菌やウイルスが体内に入ったり、がん細胞が生まれたりしたからといって、すぐに病を発症するわけではありません。私たちの体には、「ナチュラルキラー(NK)細胞」と呼ばれる細胞が全身をパトロールし、異常な細胞をみつけて排除しています。
NK細胞は、正常な細胞には攻撃をしかけません。あくまで自分らしさを失った異常な細胞(ウイルスに感染した細胞やがん細胞)などを見つけると、即座に攻撃する免疫細胞なのです。

どんなときに免疫機能が低下するの?

ところが、敵が体内に侵入しても、ちゃんと攻撃できないときがあります。
NK細胞など、免疫機能にかかわる細胞にはいろいろな種類があります。そして、その活性は日々変化し、活性が弱まったとき、風邪をひいたり、かかった風邪が治りにくかったり、口内炎ができたり、さらには、生まれたがん細胞が見逃されて増殖してしまったりするのです。

失恋したときに免疫機能が低下するという研究もあり、免疫機能は悲しみや怒りなど、強い精神的ストレスでも変化することが知られています。また、生活習慣もNK細胞の活性と密接な関係があることが報告されています。

生活習慣を見直してみませんか?

健康な人に対し、喫煙・飲酒・朝食摂取・睡眠・労働時間・運動・栄養バランス・ストレスの合計8つの生活習慣にかかわる項目について調べた結果、生活習慣の良し悪しによってNK細胞の活性にはっきりと違いが出たのです。
みなさんも、次の項目について、ご自身の暮らしをちょっと振り返ってみませんか?

生活習慣のチェック項目。ご自身でもちょっとチェックしてみてください。

いかがでしたか? 上の項目で、チェックが多いほど生活習慣が良好といえます。とくにコロナ禍の暮らしでは、ふだんより、運動不足だったりストレスが多かったりということがあるのではないでしょうか?

その生活習慣の良し悪しによって、次のようにNK細胞の活性に大きな違いが出ていたのです。「風邪をひきやすい」などの不調は、生活習慣が関係しているかもしれません。

生活習慣とNK活性の関係。上の8項目の生活習慣の良し悪しによって、NK活性に1.7倍も差があることがわかった。(参考文献_1)

さらに、さまざまな研究によって、NK活性の高い人は、低い人と比べると風邪にかかりにくく、一方でNK活性の低い人では、男性では1.7倍、女性では2倍、がんにかかりやすいとの報告もあります。

全身にある免疫細胞の、半分以上は腸にある?!

免疫機能を高めるには、生活を見直すだけでなく、体の中にある免疫細胞を刺激することも有効です。
私たちの腸内には、全身にある免疫細胞の半分以上が集まっています。乳酸菌の中には、免疫機能を調節する作用を示すものがあり、「シロタ株」は、胃液や胆汁に負けずに、生きたまま腸までとどくことが明らかになっています。
「シロタ株」は、腸内で、免疫細胞を刺激し、低下した免疫機能を回復する力を示すと考えられているのです。

免疫細胞の一つ、「マクロファージ」(赤色)に取り込まれた「シロタ株」(緑色)。腸までとどいた「シロタ株」が、腸の免疫組織を通じて免疫細胞と出合い、刺激を与えると考えられている。
(画像提供:ヤクルト中央研究所)(参考文献_2)

「シロタ株」で、低下したNK活性を回復させましょう!

良い生活習慣を続けることが大切だとわかっていても、家庭や仕事の関係で、「良好」を維持するのは簡単ではありません。そんなときの強い味方が、生きて腸までとどく「シロタ株」です。
下のグラフは、NK活性が低下している人に、「シロタ株」を400億個含む飲料を、1日1本、3週間毎日飲んでもらったときの、NK活性の変化を示したものです。
この研究で、「シロタ株」の飲用によってNK活性が上昇することがわかったのです。生活習慣を改善しつつ、「シロタ株」の力も借りて、すこやかに過ごしたいものですね。

「シロタ株」飲用中の3週間はNK活性が回復し、飲用を中止すると次第に飲用前の状態に戻っていることがわかる。(参考文献_3)

COLUMN コラム

子どもは自然に触れることで、免疫機能が強化される?!

この頃、外で遊ぶ子どもが減ってきたと心配されています。自然の中で体を使って遊ぶことは、心や筋肉の発達だけでなく、免疫機能にもかかわるという研究結果があります。

近年、アレルギー疾患の子どもが増えているという報告もあります。アレルギーとは、免疫系が過剰に反応して体に障害を与えてしまう反応です。乳幼児期の子どもたちの環境が清潔すぎると、アレルギー疾患の罹患率が高くなるという仮説があり、アレルギー疾患が増えていることについてのもっとも有力な学説となっているといわれています。

また、なるべく自然に触れるような環境に変えた保育園の子どもたちは、自然との接触が標準的な保育園で過ごした子どもたちより、免疫系に関するさまざまなたんぱく質や細胞にあきらかな変化があらわれたという報告もあります。

子どもたちは、自然の中でのびのびと過ごすことで、筋肉や呼吸器官などが強くなるだけでなく、新しい発見に驚いたり、あれこれ工夫したり、ワクワクしたりすることで、心も体ものびやかに成長します。さらに免疫機能まで整ってアレルギー疾患の罹患率が低くなる可能性まであるとは!

子どもたちには、できるだけ土や水、草花や小さな動物に触れながら、友だちとのびのび遊ぶ時間を過ごさせたいですね。

乳酸菌といえば「シロタ株」