夏に備えてフットケア。サンダル・ミュールの好感度アップ

夏に備えてフットケア。サンダル・ミュールの好感度アップ

この記事の監修者
なつ美容クリニック
皮膚科・美容皮膚科・内科
下平 千夏

素足の季節が到来。魅力的なサンダルやミュールがウインドウをにぎわしていますが、悩ましいのが素足のトラブル。フットケアの基本と上手なサンダル選びをマスターして、素足の季節をもっと楽しみましょう!

1忍び寄る素足のトラブル。ひび割れ、ニオイ、皮むけ

悩み①かかとのひび割れ・カサカサ

サンダルスタイルで多くの人が悩まされているのが、かかとのひび割れです。かかとは、そもそも体重を支えている部位なので角質が厚くなりがち。しかも、素足の時季は湿度も安定せず、角質に潤いがいきわたりにくくなるので、冬場の乾燥時期と同様にケアが必要なのです。

湿度の他にも、サンダルのサイズが合っていなくて、かかとがスルスルと動いてしまうと摩擦で角質が硬くなることがあります。履いているサンダルのサイズをチェックしてみましょう。

悩み②足のニオイ

最大の悩みはやはりニオイ。普段は気にならないけど、素足になると臭うという人もいます。原因は、そもそも足は汗を多量にかく部位で、夏はとくに汗が増えるから。汗をかいて雑菌が繁殖するとニオイが出てきます。外出時はパンプス、オフィス内ではサンダルといった人も、蒸れてニオイが出る可能性があるので注意が必要です。

悩み③足の皮むけ

夏場は汗をかくことで、足の裏に水疱のようなものができ、そこが破れて皮がむけます。これは汗疱(カンポウ)と呼ばれ、水疱の中身は汗で、皮膚の厚みのおかげで汗が出口を失った時にできるものです。かゆくない場合、少しかゆい場合の両方があります。

皮むけの中には「水虫(白癬菌というカビ)」の場合があります。足の裏の角質が薄くペロッと剥ける場合は水虫かもしれません。ジムやサウナで感染する場合もあるので、よく行く人は足裏や指をチェックしてみましょう。

2一日10分でOK。お悩み別、フットケアの基礎知識

①カサカサの対処法<かかとのスキンケア>

・まずは保湿ケア。足だってスキンケアが必要です。化粧水をたっぷり塗り、クリームで保護しましょう。気になるときにケアするのではなく、朝晩の習慣にしましょう。

・やすりで硬くなった角質を削るのはお勧めしません。角質に細かな傷をつけてしまうので、余計に乾燥してしまいます。削ってもまた角質は厚くなってしまうので、保湿しても分厚い角質が改善しない人は一度、皮膚科を受診しましょう。

②ニオイの対処法<清潔・保湿・サイズ>

・足裏、足指は毎日やさしく余分な油分や汚れを洗いましょう。

・入浴することで、角質が柔らかくなり、保湿剤の浸透もよくなります。

・自分のサイズ、ワイズ(足幅)に合ったサンダルを選びましょう。

③皮むけの対処法<清潔・受診>

・まず、足裏や指の間を洗って清潔にします。汗疱は体質的なものもあります。かゆみが続く場合は、皮膚科を受診しましょう。

・水虫(白癬菌というカビ)の場合もあります。気になる人は皮膚科で水虫かどうか、診断してもらいましょう。

3サンダル選びにこだわって悩みを解決

さて、フットケアを頑張りながら、サンダル選びも同時に改善しましょう。悩み解消を手伝ってくれるサイズの決め方やアイテムをまとめてみました。

<サイズの合わせ方>

・つま先がはみ出さない

・かかとは少しだけはみ出す

・甲はキツすぎない

・少し歩いてみて、グラグラしない、土踏まずが浮かないかチェック

<蒸れない、滑らない>

・肌にあたる部分の素材をチェック。蒸れないものを

・滑らないことも大事。綿、麻、コルク、メッシュなどはおすすめ

<足のストレスを軽減>

・ウエッジソール(地面に接する面積が大きい)

・太めのアンクルベルト(足首を固定、サポートするデザイン)

・つま先が前にいきすぎないデザイン

フットケアと自分に合ったサンダル選びで、足元の美しさがアップ。夏を快適に過ごせますよ。

公開:2019年4月12日

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