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今後の展望について

11月9日 決算説明会 ~抜粋~

1.はじめに

社長の根岸でございます。

社長の根岸でございます。
本日、東京証券取引所におきまして、平成25年3月期第2四半期決算を発表させていただきました。
それでは、これから各事業ごとに、事業の進捗状況と、今後の見通しについて、お話したいと思います。

2.事業部門別の取り組みについて

【国内飲料食品事業】

上半期の乳製品の1日平均販売数量は、前年比103.1%の901万本、金額ベースでは、ミックスの改善もあり104.4%の結果となりました。ジュース・清涼飲料については、少し苦戦しており、金額ベースで前年比96.7%という状況です。
今年、乳製品については、ドリンクヨーグルト「ジョア」に力を入れております。「ジョア」は、「世界初のドリンクタイプのヨーグルト」として、1970年に発売しました。生きて腸まで届く「乳酸菌シロタ株」を使用し、「確かな健康感」と、「おいしさ」を提供して、これまで、幅広い層に親しまれてきたロングセラー商品です。
10月からは、その「ジョア」ブランドのもつ「おいしさ」や「選べる楽しさ」を、さらに広げるために、ソフトタイプヨーグルトの「食べるジョア」も追加いたしました。
旬のタレント「剛力 彩芽(ごうりき あやめ)」さんの起用もあって、ジョアの販売実績は好調に推移しています。

ジュース清涼飲料については、昨年の震災特需による反動もあり、上期の進捗は若干遅れていますが、年度の後半にかけては、機能性飲料「蕃爽麗茶」に焦点を当て、少しでも数字を詰めていければと思います。
これまで、「蕃爽麗茶」は「血糖値や肥満を気にしている方」や「糖尿病予備群」の方々を対象に販売してきましたが、最近の研究では、糖尿病薬を服用されている方が、「蕃爽麗茶」を飲んでも薬の作用に影響を与えないことが確認されました。
このため、上期はエリア限定で「糖尿病と診断された方たち」も、新たな顧客とした取り組みを推し進めてまいりましたが、下期からは、全国で展開していきます。

【医薬品事業】

主力商品である抗がん剤「エルプラット」は、この春に15%の薬価引き下げを受けたことにより、上半期は、金額ベースで前年比約90%となり、その結果、医薬品全体の売上も前年比91%となりました。
しかし、エルプラットは、期初のスタート時こそ若干出遅れましたが、徐々に販売数量も伸びはじめていますので、年間の金額ベースでも前年並みを目指していきます。
そして、医薬品事業の粗利益の減少をもたらしたエルプラットの旧取引価格での在庫についても、今年中には処理が終わり、来年からは、利益率も改善するとみています。

それではエルプラットの、今後の取り組みについて説明します。
まずは、「進行・再発」における現状ですが、エルプラットを用いた市場占有比率は、既に60%を超えるまでになりました。欧米におけるエルプラットの浸透率が50%程度であることを考えると、日本におけるエルプラットの浸透については、一定の成果が上げられたと考えています。しかし、一方では「エルプラット」の副作用により、投与が途中で打ち切られてしまっているという課題もあることから、問題解決のために時間をかけて対応してまいります。

また、術後の補助化学療法であるアジュバント療法の浸透状況ですが、昨年11月にXELOXの承認を受けた以降、さまざまな講演会や研究会を通じて浸透を図っております。結果は着実に現れてきています。
外部調査では、FOLFOXによるアジュバントが13%。XELOXが5%、SOXが1%とエルプラットを用いたアジュバントの浸透率は、約20%程度まで高まってきています。今後に期待ができるとみています。

【国際事業】

会計上では、円高により為替の影響が出ていますが、海外各国における事業自体は順調に進んでいます。

《中国》

尖閣問題は、9月に入って反日デモが活発になり、いくつかの日系企業が被害を受けましたが、当社中国事業においては、人的・物的被害を受ける事はありませんでした。
中国事業の見通しですが、現在では販売数量も着実に積み上がっております。生産体制の増強も、早めに進めて行かなくてはなりません。昨年8月に30万本の生産体制で稼働を開始した天津工場では、来年の需要拡大に対応できるように、146万本の生産体制作りの為の設備増強を進めています。
また、本日、広州における第2工場の建設を発表しました。
2014年3月の生産開始に向けて工事を進めてまいります。

《インドネシア》

2008年から取り組んできた宅配部門の強化策は、近年のインドネシアにおける成長のドライバーとなってきました。ヤクルトレディの数が増えると共に、1人ひとりの販売力が向上する施策が実り、宅配部門の販売力が、飛躍的に高まってきています。
この影響は、店頭においても相乗効果を生み、全体での販売実績向上に結びついています。第2工場も2013年12月の完成を目指して工事を進めています。

《メキシコ》

個人消費は、依然として弱含みな状況にあります。
そこで、一層の販売の強化を図るために、首都圏メキシコシティの宅配チャネルでは、ヤクルトレディの育成はもちろん、病院や学校の新規開拓など、市場の掘り起こしを継続的に行っています。地方においては、ヤクルトレディのテリトリーを細分化して新たなレディの採用と、販売管理を行う多機能型拠点営業所を設置しています。店頭チャネルにおいても売上上位店舗への集中活動を行い、フラッグシップ・ストアの育成を図っています。

《ブラジル》

現在のサンパウロ州に集中した組織強化は、2004年からはじまりました。当時10月の1日当たりの販売本数は105万本でしたが、宅配チャネル部門、店頭チャネル部門の組織体制の見直しを図り、2012年3月には単月の1日当たり販売本数は200万本を超すまで回復してきました。
そこで、今後、販売を拡大するために、地方の州の再構築について取り組みを推し進めていきます。

3.結び

最後に、「私たちは、生命科学の追及を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という企業理念に基づき、長きにわたり活動を行って来ました。この結果、当該期間における、乳製品の一日平均販売本数は、国内外合計で3千万本を超える事が出来ました。これからも、皆様方のご理解、ご協力を得ながら、着実に歩みを進めてまいりますので、宜しくお願いいたします。
ご清聴、ありがとうございました。

以上

株式会社ヤクルト本社
代表取締役社長(COO)

根岸 孝成

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