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今後の展望について

5月13日 決算説明会 ~抜粋~

1.はじめに

社長の根岸でございます。

根岸でございます。
本日、東京証券取引所におきまして、平成26年3月期決算を発表させていただきました。
それでは、本年度の取り組みについてお話したいと思います。

2.事業部門別の取り組みについて

【国内飲料食品事業について】

宅配では、チャネルの最大の強みである「ヤクルトレディとお客様との接点」を生かした活動を継続し、乳酸菌シロタ株の優位性を訴求してまいります。また、地域の販売会社による出前授業、健康教室、あるいは工場見学開催などを通じて、数多くのファンづくりを行っていきたいと考えています。商品では、宅配の主力である「ヤクルト400」シリーズを軸に、お客様づくりに取り組み、持続的な成長をはかってまいります。

店頭では、引き続きヤクルト類のブランド育成を推進していきます。最も大きな販路である量販店に対しては、販売会社のフィールドスタッフやプロモーションスタッフが、売り場作りの提案や、店内でのお客様づくりを行い、きめ細かい活動を展開してまいります。「ヤクルト類」については、4月にパッケージデザインのリニューアルを行い、商品の鮮度アップも図りました。更に、新たな商品として、50代以降のシニア層を対象に、内容成分を強化した「ヤクルトゴールド」も6月2日から発売いたします。

【化粧品事業について】

連結決算のセグメントにおいて、「その他事業」に含まれている化粧品事業は、長年の乳酸菌の研究から生まれました。1955年には、スキンケアのための乳酸菌培養液「乳酸菌はっ酵エキス」を開発し、その後も、数多くの優れた保湿成分の開発に成功しました。現在は、これらのオリジナル保湿成分を配合した基礎化粧品を中心に品ぞろえを行っています。

販売面では、化粧品の専門スタッフが、直接お客様と対面して、ヤクルト化粧品の価値を理解していただいたうえで、丁寧なカウンセリングを行い、お客様一人一人の肌の状態にあった化粧品の提案やアドバイスを行っています。今後も、この対面によるお客様づくりと、それを支える販売組織作りを継続して進めてまいります。

【医薬品事業について】

主力商品である「エルプラット」については、この春に発表された薬価改定において「新薬創出加算」の適用を受けました。この結果、薬価は2.9%引き上げられましたが、消費増税分を考慮すると、実質的な価格への影響はありませんでした。今期のエルプラットの売上高は、前年比プラス4.1%を掲げ、この目標達成に向けて取り組んでまいります。

具体的には、手術後の大腸がんの再発を防止する、術後補助化学療法(アジュバント)における、エルプラットを用いた療法の浸透を推し進めます。今期は、上積み症例数を3千例と設定し、ステージⅢの浸透率40%、すなわち1万症例を目標にしております。

一方、最もエルプラットの使用量が多い、進行再発大腸がんの化学療法については、近年、投与コースの減少という課題に直面しております。

症例の確認、投与薬の効果確認、副作用対策、他社の薬剤の使用、適切な時期でのエルプラットの再投与などを含めた総合的な提案を他社に先んじて行い、約30カ月の平均生存期間を得られる、エルプラットを中心とした長期の治療戦略の構築を推し進めてまいりたいと考えております。

また、「胃がん」に対する適用拡大については、できるだけ早期に申請ができることを期待しています。

【国際事業について】

主要国の取り組みについて、説明をいたします。

最初はインドネシアです。
生産面では、需要の急拡大にあわせ、インドネシア第2の都市スラバヤ市近郊に2つ目の工場の建設を進めてまいりました。本年、1月20日より日産61万本の生産体制で、本格的な生産が始まりました。既に、今後の需要拡大を見越しながら、更なる生産体制の増強の準備も進めています。

販売面では、ヤクルトレディの数も5千名を超え、宅配チャネルでの販売活動に勢いがついています。引き続きヤクルトレディの増員を図り、併せて店頭チャネルの数量拡大も推し進め、インドネシアにおける事業の拡大を図ってまいります。

次は中国です。
昨年度の広州は、需要に供給が追いつかない状況で推移しましたが、本年3月28日より、かねてより建設を行ってきた「広州第2工場」が、日産40万本の体制で稼働いたしました。年内には日産120万本の生産体制まで拡大していく計画です。

また、広州以外の地域では、天津第2工場棟が、6月の生産開始を目標に、工事が進んでいます。更に、2015年上半期の操業開始を目指して、無錫工場の建設も始まりました。

販売面では、今年3月に「合肥市」(ごうひし)、「石家荘市」(せっかしょうし)、「長春市」(ちょうしゅんし)に新たな拠点を設けました。

当社の中国事業は、2015年までに27か所の販売拠点を開設する計画に沿って推進してきましたが、この度の3支店開設により、当初計画を1年前倒して達成することができました。今後も販売地域の拡大のために、新たな拠点づくりを継続してまいります。そして、これまでに進出した各拠点では、店頭チャネルの拡大と深耕はこれからも続きます。加えて、強固なロイヤルユーザー作りに欠かせない、ヤクルトレディによる宅配チャネルの構築も順次進めてまいります。

最後は米州のメキシコです。
昨年度の実績は、乳製品の1日平均販売本数340万本、浸透率を示す人口比は約4%と、安定した事業所です。

1981年に進出してから33年目を迎えるメキシコでは、基幹商品ヤクルトに加え、ソフールブランドも含めた商品の複合化戦略を推し進めています。この複合化戦略を通じて、商品への愛着をさらに深めていただき、市場におけるヤクルトのブランド価値をより一層高めてまいりたいと思っております。

販売面に関しては、首都圏では、宅配・店頭の両販売チャネルにおいて、持続的な市場深耕を推し進めてまいります。そして、ポテンシャルの高い地方市場については、宅配および店頭の双方におけるカバーエリアの拡大と市場深耕を、プロジェクトチームの活用により推し進め、ヤクルトレディ数の増加、取引店舗数の増大を図り、販売のベースを強化してまいります。

3.結び

最後に、本日「Yakult Vision2020 第2フェーズ計画」について、ニュースリリースを発表いたしました。

第2フェーズの定量目標としては、グローバル乳本数3,710万本、連結売上高4,200億円、連結営業利益430億円を目指してまいります。

グローバル乳本数は、2020年度の目標本数3,650万本を前倒しで達成する計画でございます。

なお、2020年度目標については、今回は変更せず、第3フェーズ計画発表時に修正を行う予定です。

これからも、将来に向けて、一歩一歩着実に歩み続けてまいりたいと思います。

ご清聴、ありがとうございました。

以上

株式会社ヤクルト本社
代表取締役社長(COO)

根岸 孝成

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