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主なQ&A

  • Q 国内乳製品の今後の価格戦略について、考え方を教えてください。

    ジョアとソフールは、原材料価格の上昇で粗利が低下している状況でしたので、今回値上げをしました。当社は、できる限り、お客さまには安価に商品を提供したいと考えており、全ての商品を値上げすることはありません。粗利の確保の為には、新商品も含めた政策を検討していきたいと思っています。
  • Q 今期、ジョアは従来の機能性訴求からパッケージングでイメージを変えるマーケティングへ移行するようですが、この方法は、マーケティング投資をやり続けなければ効果がないものだと思います。今後も継続して、マーケティング費をかけ続ける戦略を行うのでしょうか。

    今までにも、つば九郎や水森亜土さんのイラストを模したパッケージ商品を発売したことがあります。機能性訴求の軸足は変わりませんが、ジョアはそれに加えて、選ぶ楽しさや飲むおいしさといった情緒的価値の高い商品であると考えています。乳製品の販売現場を活性化させて売上を伸ばすために、今回はディズニーとのコラボレーションを決定しました。今期は通年施策とし、さらに、この取り組みを継続していきたいと考えています。
  • Q アジア・オセアニア地域の営業利益率は、昨年度の25.8%から今期計画24.9%へと少し下がっています。今期の営業利益率が下がる見込みとした背景を教えて下さい。

    設備投資に伴う減価償却費増、原材料コストアップ、マーケティング投資増などの経費増を見込んでいるためです。
  • Q 1~3月の販売数量速報値を見ると、中国、インドネシアは昨年度の販売数量と比較し、伸びが鈍化しています。要因は何ですか。

    中国は、ニュースで報道されているとおり、景気減速が1つの要因であるものの、1~3月の販売数量は1日平均で前年より40万本増加しています。今後は、7~9月のピーク需要期に向け、社員教育により販売体制を強化し、安定的・継続的に伸ばすことを考えています。
    インドネシアは、1~3月は同40万本増でしたが、供給体制が整ってきていますので、今後は同50万本増の伸長を見込んでいます。
  • Q 中国の4月の販売実績を教えてください。

    4月速報値では前年比108%、1~4月累計で110%となっています。
  • Q 中国は、足元の販売数量より高い伸び率になると見込んでいるのは、なぜですか。また、これから3年くらいで、中国はどれくらい伸びると考えていますか。

    昨年10~12月の実績が低かった分、今期は前年比に上乗せが可能である事から、足元の伸び率より高い数値を追っていけると考えています。今後は、夏場のピーク需要期に販売数量を伸ばし、秋口に落とさずに、翌年も上乗せをしていくという想定で、長期目標に向けての短期目標を作っていきます。但し、現時点において、3年で何%伸びるとは申し上げられません。
  • Q ブラジルは、販売数量の伸びが鈍化してきていて、これまでの伸び方と変わってきています。今期の見通しについて教えて下さい。

    ブラジルは1~2月に公共料金も上がり、インフレが加速する等、経済は厳しい状況にあります。当社事業においては、ヤクルトの値上げを行ったことに加え、2月のYL稼動が良くなかったことから、1~3月の販売実績は厳しい結果(前年比96%)となりました。今期の販売については、厳しくなると見込んでいますが、値上げ効果で利益の確保をしていきたいと考えています。
  • Q 海外における原材料価格の増減は、今期計画ではどのような見込みを立てていますか。

    前期は為替の影響により、原材料価格は20億円増でした。今期はインドネシアが為替回復傾向にあることや、米ドルに対して各国の為替が安定していることもあり、原材料価格の上昇は、昨年より低い5億円程度と見込んでいます。
  • Q エルプラットの売上高計画は38億円の増収を見込んでいます。
    ジェネリックの影響によるマイナスや追加取得した胃がん適用のプラスの影響などをどのように織り込んでいるのでしょうか。

    エルプラットの後発品は、昨年12月以降発売されていることから、今期は、ある程度のマイナス影響を見込んでいます。しかし、プラス材料としては、3月に適用拡大で取得した胃がんがあります。加えて、ジェネリック品対策として、卸業者に対する販売奨励策を実施し、売上増を考えています。以上により、今期のエルプラット売上は277億円を見込んでいます。
  • Q 今回思い切った増配を行いましたが、これは1つの基準値である配当性向30%を意識したのでしょうか。資本政策の考えた方について教えて下さい。

    平成28年3月期は、普通配当30円に記念配当20円を加えた50円を配当とすることを公表しました。配当性向については、重要な経営指標と認識していますが、当社は具体的な数値目標の設定はしていません。当社における配当金額の決定については、業績だけでなく、将来の事業拡大や資金需要、財政状況を考慮した上で決定していきたいと考えています。
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