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ニュースリリース

「塩酸イリノテカン」の欧州等での販売権をサノフィ社がファイザー社に譲渡することに合意

2004年06月28日

 株式会社ヤクルト本社(社長 堀 澄也)では、サノフィサンテラボ社(仏)が欧州/中近東/アフリカ/アジア(日本を除く)における「塩酸イリノテカン」(Campto)の販売権をファイザー社(米)へ2004年8月(予定)に譲渡することに合意しました。

 現在、欧州/中近東/アフリカ/アジア(日本を除く)における「塩酸イリノテカン」の販売権はアベンティス社が所有しています。このアベンティス社と、「塩酸イリノテカン」と同じ適応症を有する抗癌剤「オキサリプラチン」(Eloxatin)の販売権を所有するサノフィサンテラボ社(仏)が本年8月に合併し、新会社 サノフィ-アベンティス社となる予定です。
 しかしながら、EU当局の合併事前承認条件として、合併後は両薬剤の何れかを第三者へ譲渡することになっています。(両薬剤の販売権を所有することは、EU市場で独占禁止法に抵触します。)
 そこで、予定している両社の合併に伴い、「塩酸イリノテカン」の販売権をアベンティス社から他社に譲渡することが必要になりました。

 このような状況のもと、当社としては、アベンティス社への「塩酸イリノテカン」の販売権許諾者として、販売権の譲渡先を検討・模索していましたが、最終的にファイザー社(米)と交渉を重ねた結果、3社間で合意にいたりました。

 当社が、欧州/中近東/アフリカ/アジア(日本を除く)における「塩酸イリノテカン」の販売権譲渡先としてファイザー社を選択した理由は、以下のとおりです。
  1. ファイザー社は、当社のライセンシーとして、米国、カナダ、南米、豪州およびニュージーランドで「塩酸イリノテカン」(Camptosar)の販売を行なっており、欧州/中近東/アフリカ/アジア(日本を除く)でもアベンティス社に代わり、円滑な営業活動推進展開が期待できる。
  2. 「塩酸イリノテカン」の胃癌、肺癌への適応拡大について、ヨーロッパではアベンティス社、米国ではファイザー社が開発を進めていた経緯から、ファイザー社を譲渡先とすることで、これら適応症拡大の臨床試験を継続できる。
  3. 日本を除く全世界の販売権をファイザー社が持つことにより、統一的な販売戦略が確立できる。

 当社が独自の研究で発見し、開発した「塩酸イリノテカン」は、従来の抗癌剤では効果が得られにくかった肺癌・大腸癌等の癌に対する高い効果を持つ画期的な抗癌剤として世界的に高い評価を得ており、現在では米国や欧州だけでなく、世界100カ国で承認され、90カ国で販売されています。

※「塩酸イリノテカン」は、欧州/中近東/アフリカ/アジアでは「Campto」、米国/カナダ/南米/豪州/ニュージーランドでは「Camptosar」の商品名で販売されています。

<参 考>
  1. 2003年度のファイザー社、アベンティス社による「塩酸イリノテカン」の売上げ
    ファイザー社(Camptosar)530,000,000 US$(572億4,000万円)
    アベンティス社(Campto)264,000,000 Euro(345億8,400万円)
    (1US$=108円、1Euro131円で計算)
  2. 2003年度のファイザー社、アベンティス社、サノフィサンテラボ社の年商および従業員数
     
    年 商
    従業員数
    ファイザー社45,188,000,000 US$(4兆8,803億 400万円)122,000人
    アベンティス社16,790,000,000 Euro(2兆1,994億9,000万円)75,567人
    サノフィサンテラボ社8,048,000,000 Euro(1兆 542億8,800万円)33,086人
    (1US$=108円、1Euro131円で計算)

以 上

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