人も地球も健康に Yakult

ストーリー4 気候変動

脱炭素社会の実現に向けて

「ヤクルトグループ環境ビジョン」で定めた「2050年までに温室効果ガス排出量ネットゼロ」の目標を達成するため、バリューチェーン全体で温室効果ガス削減の取り組みを推進しています。

社会課題・メガトレンド

パリ協定において、今世紀末までの気温上昇を産業革命前と比べて、2℃未満に保ち、
1.5℃よりも抑える努力をすることが合意されました。

社会課題・メガトレンド

ヤクルトのコミットメント

2050年までに温室効果ガス排出量ネットゼロ(スコープ1・2・3)を目指します。

ヤクルトのコミットメント

ヤクルトの取り組み

環境対応推進室 主任 加藤 綾香

温室効果ガス排出量削減を推進し、
人も地球も健康な社会を目指します!

環境対応推進室 主任 加藤 綾香

研究・開発、原料調達、生産、物流、販売のバリューチェーンの各段階で、ヤクルトグループの各部門で温室効果ガス排出量削減に向けて以下のような取り組みを推進しています。

研究・開発中央研究所および、国内、海外工場における太陽光発電設備および省エネ型設備の導入

生産国内工場の購入電力を再生可能エネルギーへ転換

物流物流子会社の「グリーン経営認証」取得、他社メーカーとの共同配送

販売ヤクルトレディのお届け車両として電気自動車を導入

中央研究所の太陽光パネル

中央研究所の太陽光パネル

ヤクルトレディが使用する電気自動車(コムス)

ヤクルトレディが使用する電気自動車(コムス)

Close-up:国内13工場の電力を再生可能エネルギーへ

ヤクルトグループは、2050年までに温室効果ガス排出量ネットゼロの実現に向け、国内13工場の購入電力をすべて再生可能エネルギーに転換する取り組みを推進しました。担当者の取り組みへの思いや今後の展望を紹介します。

生産管理部 設備施設課 係長 川北 裕一朗

私のエコ活動:
できるだけ車は使用せず、徒歩や自転車で移動しています。

生産管理部
設備施設課 係長

川北 裕一朗

生産管理部 設備施設課 係長

川北 裕一朗

今までにない新たな試みにも積極的に挑戦

国内工場の生産工程で使用する購入電力を再生可能エネルギーに切り替えることで、温室効果ガスの大幅な削減と地球環境の保全への貢献が可能であるとの判断から、この取り組みがスタートしました。再生可能エネルギーといってもさまざまな種類があり、ヤクルトグループに適した電力会社のプランを選択することがとても大変でした。今回の切り替えにより、国内13工場で、計約34,800t-CO₂/年(2018年度比約40%)のCO₂排出量削減を見込んでいます。

電力(スコープ2)については、再生可能エネルギーへの切り替えにより、CO₂排出量が実質ゼロとなりましたが、一方で環境ビジョンの目標達成のためには、都市ガスに代表される燃料(スコープ1)由来のCO₂排出量を削減することが、必要不可欠となります。そのためにも、今までにない新たな試みにも積極的に挑戦していきたいです。

兵庫三木工場 施設管理課 統括係長

私のエコ活動:
エアコンの温度設定、こまめな消灯に気をつけ、買物にはエコバックを持参します。

兵庫三木工場
施設管理課 統括係長

山本 貴幸

兵庫三木工場
施設管理課 統括係長

山本 貴幸

さらに設備の省エネルギー化や節電への取り組みを継続

工場では、以前より取り引きのある企業から、再生可能エネルギーへの転換や太陽光発電システム(クリーンエネルギー)の増設について提案されており、また、工場見学のお客さまからも環境関連の質問を受ける機会が増えるなど、環境課題への関心の高まりを感じています。

今回、全社的な購入電力の再生可能エネルギーへの切り替えが実現し、国内工場では電力使用によるCO₂排出量は「実質ゼロ」になります。しかし、CO₂排出量は削減できるとしても、電力使用経費が増加することになるため、工場においては、設備の省エネルギー化や節電への取り組みを継続していくことが重要になります。そのため、すべての従事者が、これまで以上に省エネ意識を高めて、行動を変えていく必要があると考えています。

海外の取り組み

海外工場においても、CO₂排出量削減の取り組みとして、太陽光発電の導入を推進しています。現在、韓国、フィリピン、ブラジルの各工場で、太陽光発電設備の設置の検討を進めています。また、タイのアユタヤ工場で省エネ型の空気圧縮機を導入する等、工場設備の省エネルギー化にも取り組んでいます。CO₂排出量削減の取り組みは生産段階にとどまらず、広州では、電動トラックの稼働を拡大しています。

電動トラック(広州ヤクルト)

電動トラック(広州ヤクルト)

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